小学校と担任ガチャ
巷に溢れる教師のエピソードを見ると、自分が小学生だった頃を思い出す。
私は小学校6年間のうち4年間を共に過ごした、担任の女教師が苦手だった。
確か「同級生に筆記用具を隠されて困る」と相談した際、「お姉さんと色々あって大変なのよ」と、同級生のストレスの捌け口になっても我慢するよう強いられたのがきっかけだったと思う。
ミッション系の女子校に通っており、嫌がらせをしてくる同級生の親はだいたい政治家や医者だった。
今で言う忖度に子供心ながら理不尽さを感じたし、事勿れ主義的な対応をする担任を軽蔑していた。
そんな担任のやり方にも慣れた頃、隣のクラスの男性教師が盗撮で逮捕されて(!)、心穏やかでないまま学校はお休みになる。テレビに映った校門は、責任の所在を問うリポーターに囲まれていた。
その時はじめて「苦手なあの担任も、2人いる内のマシな方だったのか」と目から鱗で、それ以来担任に期待するのをやめた。
教え導く側である教師も完璧ではないのだと心が楽になり、陰険な同級生とはクラス替えで疎遠になったのだった。
この歳になると、「教師も親と生徒の板挟みで大変だったろうな」と感じるけど、悩んでた当時は学校に通うのが憂鬱で…。(親が厳しかったのでズル休みは出来ず、6年生まで皆勤だった。)
親ガチャと同じように、教師ガチャ(担任ガチャ)もあるよねって話でした。