ただの優しい人なわけがないっていう根拠で
本人曰く、16から働き出して、働きながら大学に行き、半導体の業界で20年働いてると。アメリカ、カナダ、ロンドンを転々としてきた。今は日本に来て1年ほど。年に4回くらい、インドのプロジェクトチームのところに帰る。ソニーで働いてるってのも怪しい。国際ロマンス詐欺師っぽいエリートエピソードだ。
今週の金曜日にカレーを作るから家に食べに来てって言われた。行っていいものか。ベラなら行くんだけど、私はベラじゃないから。もしインド人が詐欺師だったとして、どうするか。カレーを食べに行くくらいはどうってことないのではないか。友人を連れて行けばいい。友人を連れて行くのを渋ったら詐欺師と認定する。
以前instagramで声をかけてきた国際ロマンス詐欺師に、そうと知らずやり取りをしたことがある。私は身の回りで起こったことは友人に何もかも話す習性があるが、そのおかげで「それって詐欺じゃない?」と言われることができた。言われるまで気が付かなかった。部屋の画像や趣味、キャラクターを作り込んでくる。その時のキャラクターは香港出身、ロンドンの大学で経済学を学び、東京在住、友人同士で立ち上げた貿易会社の共同社長、とのことだった。趣味は料理と筋トレ。
「あなたは詐欺師ですね」と送ったらぱったり連絡が来なくなった。やり取りが楽しかったのでものすごく残念だった。3日くらい信じたくない気持ちを引きずった。それがたしか1年ほど前、私は詐欺に簡単に引っかかりやすい人間だと自覚した。
友人が送ってくれた国際ロマンス詐欺師体験記のネット記事は、私に起こったことがそのまま書かれていた。まずInstagramで声をかけて、LINEでやり取りを持ちかけてくる。徐々に投資の話になり、慈善団体を立ち上げたいのに資金がないとか言って、金を騙し取るらしいが、私はそこまではいかなかった。「今は石油の先物取引の時間だ」とは言ってた。「さすが社長は石油の取引なんてやってて世界が違うね」とか返した。石油の先物取引に興味を持つ人間か試す言葉だったのだろうか。投資関連の言葉に食いつきがない人間へ、その次の手はどうするんだったのか。マニュアルがあるのだろうけど。
昨日の「How are you」からずっとモヤモヤしている。なんでもないのに連絡をよこさんでしょう普通。でもインド人の普通がわからん。もし「友人になろう」がインドという国の普通では、密に連絡を取り合おうって意味なら御免被る。めんどくさい。
もしくはこれは恋愛的なアピールなのか。内なるカエルがゲコゲコいう。そういうアピールを空気中に1μmgでも感じると拒否感を持ってしまう。めんどくさい。どうしたらいいかわからない。昨日は恋愛方面を疑っていた。でも今日はおかしいという気持ちが強くなってきた。
精神が消耗する。自意識が過剰に火がついて燃えかすになる。しまった、こんなはずでは。どこかに相談したい。手当たり次第友人に相談したい。1人で考えていてもスッキリすることはない。
でも行けるところまで行ってみたい気持ちがある。もし、本当にインド人が友達になりたがってるだけなら、とても楽しいし。(そういって前回も騙されたのだった)
どっち?ただの善人?それとも詐欺師?気持ちが揺れるのがめんどうだ。せっかく騙されるなら、まっすぐ騙されるのを楽しみたいのに。世界は本当は優しいのか。そんなのは世間知らずの甘ったれの考えなのか。納得いくまでこの目で確かめるまで。
仕事終わりにハウスキープのバイトに入ると、なんとも悲しい気持ちになる。1番片付けないといけないのは自分の部屋だってのに。
伊藤雄馬さんが急に自己開花していてびっくりした。ベトナムの少数民族「ムラブリ」の研究者だ。伊藤さんは見えない存在とコミュニケーションする人、チャネラーなのだと言う。彼にはたまに光が降ってくる。風呂に入っている時が多いとか。
光が降ってくるという表現は塾の先生の言ってることと同じだ。私はチャネラーの感覚が全くわからないが、見えないものを理解したい好奇心がある。
中学と高校行っていた塾で先生が自ら体験した不思議な話をたくさんしてくれた。光が降ってきた話、UFOが見える方向、人間はアンテナ、水の記憶は真理。わからないけれど、あるんだな〜。
やっぱりこれから世界はは精神世界に舵を切りそうな予感。スピリチュアルを揶揄する空気はもう終わりだ。実質的な計算はAIがする。人間は精神と体を使うのだ。
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