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び
生理が始まったからなのか、朝に牛乳を2杯飲んだからなのか(牛乳が好きなのに飲むとお腹がゴロゴロする)、お腹が痛くて仕事中何度もトイレに行った。でも出ない。出るんだけど、腹痛の正体が出てくれない。脂汗、鳥肌、祈る気持ち。食欲がない。会議中気が遠くなるのはいつものこととして、長い1日だった。
おなかが痛い時っておなかの中はどうなっているのだろう。レントゲンで見たら腸はどんなふうに動いているのだろう。捩れてひん曲がって、腸の定位置からは飛び出しているのではないだろうか。今日はもう、ダメ。考えることを放棄した。今日は間違いなく家に真っ直ぐ帰って布団に横にならないと。取引先とのアポイントがたくさんある日で早退はしないほうがいい日だった。
退勤30分前にやっと腹痛の正体が出て行ってくれて、調子が良くなった。調子に乗って、本屋さんに寄り道したら、本屋さんでなぜか汗がいっぱい出てきて視界が霞んできて、ベンチで落ち着くまでしばらく座っていた。
家に帰って夜ご飯を作ったら、酒に合いそうなおかずができて嬉しくなってハイボールをプシュッと開けたら、350ml缶の半分で気分が悪くなって世界を呪った。体の中で酒が痛くてゼェハァ悶えた。体内だから取り除くこともできなかった。調子に乗ってはいけない。安静ができないにしても、どうして体調悪い時に酒を飲もうって思うのか。酒飲んで気分が悪くなったことがないからわからなかった。いや、酒で後悔したことなんてたくさんあるのに忘れているだけだった。
私は健康だもんねとどこかでせせら笑っていたでしょう。健康は有限だとこれで思い知ったろう。しかし元気になったら、気分が悪かったことなんて何もなかったかのように忘れるのでしょう。
体調不良はなんとなく来てなんとなく去る。今度からはそういうわけにもいかなくなるのか。やっぱり歳をとると体が変わってくるのでしょうか。全然納得いかないけれど。でも人間だから寿命がくることは決まってる。いつか寿命がくることには納得してるのに、その中間に納得ができないって矛盾していておかしい。急に死ぬこともあるかもしれないけれど、大体の人は痛みが徐々に増えて、徐々に死んでいくのでしょう。
今と、ずっと先のゴールに納得できるのに、中間に納得できない問題。もしかしたら中学生の思春期のときの大人になることに納得いかなかった時からずっとあるかもしれない。今だって大人であることを無理やり説き伏せさせられた状態で、しぶしぶ合意しているっていうのに。
中間をみんなどうしているの。どうもしてないか。こんなの誰にもどうにもできるものではない。わかる。わかるよ。
体の調子が悪いと、どうして、ねぇどうしてってずっと呼びかけてる。体に。問うたところで答えがわかってもどうするの、反省もしないのに。
今日は体調が悪い話題だからお蔵入りかな、と思いつつ書き、結局公開