第71回NHK紅白歌合戦で松任谷由実を観ました。
松任谷由実「守ってあげたい」
レジェンド降臨なわけだが、紅組で出たり(2005年、2011年、2018年)、特別枠で出たり(2019年)と立ち位置がここ数年で変化があったのがなぜなのか気になるが、今年は特別枠で名曲「守ってあげたい」を披露。
ユーミン世代ではない自分は、曲は知っていてもいつリリースされたのかがわからない、ということが多いが、
(ヒット曲を年代順に並べろ、と言われても多分できないと思う。)
この曲は1981年に17枚目のシングルとしてリリースされ、同年には12枚目のオリジナルアルバム『昨晩お会いしましょう』に収録された。(こういうときストリーミングサービスとWikipediaは便利。)
大林宣彦監督、薬師丸ひろ子主演の映画「ねらわれた学園」の主題歌であるということは、親世代にバカにされないためにも今覚えておくとして、39年前の名曲が2020年の紅白に何の違和感もなく披露される、というのはよく考えたら不思議なことである。
この日のパフォーマンスでは子どもたちによる歌声が流れる特別バージョン。観ているこちらも歌いだしから自然と口ずさんでしまう。
SNSなどを観ているとユーミンは声量が落ちたというツイートをよく目にするが、(66歳であるのでしょうがないという一面も。)それでもこの日のユーミンの歌は、すべてを包み込む優しさや慈愛を持ち合わせているように感じた。やはり日本にはユーミンが必要なのだ。
「スモール3」とのパフォーマンスについてはFNS歌謡祭でも観たので、正直「だったら守ってあげたいをフルで聴きたい。」という思いもあったが、これもエンターテイメントの一側面なのだろう。
というわけで来年は「Hello,my friend」、再来年は「リフレインが叫んでる」、その次は「ルージュの伝言」で出続けてください。ユーミンの名曲を家族で聴ける良い機会なので。