読むヨガ# YOMU YOGA vol’5
2020年5月27日
こんにちは!
Kaoruです。
毎週水・金の2回発行。
スタジオで楽しくヨガができるその日が来るまで、KaoruとNozomiで交代に連載していきます。
来月の夏至に向かって日に日に陽が長くなるこの時期。毎日様子が変わる夕暮れの太陽。見上げた分だけ形の個性を発見できる雲。
家にいることが増えると、自然と窓の外に広がる空を見上げる機会が増えます。
晴れでも、曇りでも、雨でも。空はいつも美しい。こんな時だから尚更そう思うのでしょうか?
SNSをスクロールしても、たくさんの人が自宅から見えるその日の天気の様子をアップしていますよね。
今日はそんな空とリンクしたヨガ的「心の天気」のお話を。
心の天気。
あなたは考えたことがありますか?
いいことがあった日は、もちろん快晴!
仕事がうまく行った日。
心から満たされるヨガを受けた日。
愛する家族と笑顔で過ごせた日。
美味しいものに出会えた日。
心はスカーっと晴れやかになりますよね。
では、心が曇ってしまうのはどんな日でしょう?
何か傷つく事を言われた日?
他人を嫉妬して自己嫌悪の日?
仕事や人間関係で大失敗しちゃった日?
心の空にはどんよりと雲がかかり、もやーっとして、後悔にさいなまれることもありますよね。
そんな時は、自分にこんな風に問いかけてみます。
「さて。私の心を曇らせているのは、一体誰?」と。
ヨガの考えでは、私たちは誰しもが自分の中心に光り輝く存在を持っていると考えられています。
どんな人だって本来の「心」はいつも晴れ。
けれど様々な自分の行い=業や「自分自身の思い込み」が、心の天気を曇りにして、本来の光を隠してしまいます。
他の人は変えられない。自分の目に映る世界の見方を変えられるのは自分だけ。
自分の心を曇らせたと感じた誰かさんも、その人の人生というフィルムを巻き戻せば、何か悲しい起因があるのかもしれない。
そして、その誰かさんのような一面は、きっと自分にも。
曇らせているのは他の誰かではなく、自分自身なんです。
ヨガは、その雲を少しずつ取り除き、本来の光を見つける作業。
深い呼吸で自分の内側を見つめることから始まり、凝り固まった筋肉とともに心もほぐしていく。
難しいポーズに勇敢にチャレンジし、人生での困難に立ち向かう強さを培っていく。
たくさんのチャレンジの後に訪れるシャバアーサナ…解放の瞬間。
この時には、心も体も穏やかになり、さっきまで心を曇らせていたものも手放せているかもしれません。
さて、今日のあなたの心の天気は?
曇っていても、もやがかかっていても。空に太陽があるように、雲の奥には光があることを忘れずに…。
Namaste,
Kaoru
※ヨガの考えはインド六派哲学のひとつサーンキャ学派の教えです。ヨガの実践とサーンキャ哲学はいつも一対。興味がある方は是非調べてみてくださいね!
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#yomuyogaとしてお楽しみください
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