読むヨガ# YOMU YOGA vol’3

2020年5月20日

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こんにちは!
Kaoruです。先週からスタートしました&YOGA Sapporoの読むヨガ。

毎週水曜・土曜の2回発行。スタジオで顔を見ながら楽しくヨガができるその日が来るまで、KaoruとNozomiの二人で連載していきます。


札幌の山々も新緑と初夏の空が美しい季節になってきました。思えば私が初めてヨガに出会ったのもこの季節…その頃私はラジオを中心にローカルタレントとして活動していました。ありがたいことにたくさんのお仕事を頂戴し、365日ほとんどがONの仕事。ラジオ生放送が平日にあり、週末はテレビの収録や生放送、イベント司会、また月に1回は飛行機に乗って道外ロケ。

こうやって書くととっても恵まれていて、刺激的で楽しい仕事ですね!

しかし、当時の私は毎日がONの暮らしに、どうやって心のスイッチをOFFにしたら良いか分からず、いつもなんだか緊張状態。ライブや旅のロケも、もちろん最高に楽しいのですが心のどこかでは「義務」のように感じていました。

当時見ていた夢といえば、「生放送に遅刻する夢」、「インタビューでヘマする夢」(笑)

今でこそ笑い話ですが、その時は誰に頼まれたわけでもないのに、自分で自分を追い込んでいたんですね。周りの優しさにも気づけないでいました。

そんな私を見かねて、仕事仲間がこんな助言をくれました。

「あなたはトークが仕事だから、趣味も何もかも全てが仕事のネタにつながってしまい息抜きできない。何か仕事に結びつかない趣味…例えば、ヨガなんか心にもいいって言うからやってみたら?」と。

私の魂がピンときたのか、その助言をもらってすぐに某大手ホットヨガスタジオの体験レッスンを受けに。

レッスンを担当してくれたのは、20代前半と思わしき可愛らしい元気な女性。

その先生は、心地よい声で呼吸のガイドを始めました。

目をつぶり呼吸に意識を向けると少しずつ肩の力が抜けていきます。

そして、両手を胸の前で合わせて、はじまりの一礼。

先生はこう言いました。

「ヨガは自分のための時間です。いつもは誰かのため、何かのために使っている時間も、ヨガの時は自分のためだけに使ってあげましょう」と。

その時、まるで纏っていた感情の鎧がボロボロと崩れていくように涙が目から溢れ出てきました。

時間という鎖で、自分が自分を縛り付けていたことに気づいたのです。

ヨガをしたことがある方は経験があると思いますが、ヨガは時にとてもエモーショナルになります。そして自分を「勝手に」縛り付けている自分自身から、解放されます。私は、まさにクラスの冒頭からそれを経験したわけです。

大手ホットヨガスタジオの、自分より一回りよりも若い、当時新人だったであろう、そのインストラクターさんのおかげで、私の生き方の思考は大きくその後変わりました。

その方はその後全国のスタジオでご活躍され、店長となりました。

今でも、ヨガで手を合わせ、講師としてガイドする時、その時のインストラクターさんの顔が思い浮かびます。そして、今でも年に数回は自分の原点であるそのスタジオにクラスを受けに行き、その頃の思いを思い出しています。

あなたのヨガとの出会いはいつ、どんな時でしたか?よければ是非教えてくださいね。

Namste,

Kaoru

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