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良好な人間関係と自分らしさのバランス

相手を否定しない。怒りをコントロールする。にこにこした話を書けるようにする。これらは、いずれも良好な人間関係を構築する上で欠かせない要素である。

私は数年前まで、かなりぶっ飛んだ性格であり、言葉遣いもあまり良い方ではなかったと思う。「〇〇さんって、意外と口が悪いよね」と、温厚で尊敬している同僚に言われたことがある。そのときの衝撃は今でも鮮明に覚えている。

私が変わろうと思ったきっかけは、子どもが生まれたことである。子どもが生まれれば、子ども同士の付き合いが始まり、その延長でママ友との付き合いも避けられない。その場ではできるだけ温厚な人柄でいる必要がある、と自分にプレッシャーをかけていた。その結果、笑顔で「そうですよね」「分かります」といった決まり文句を繰り返すようになった。

しかし、あるとき突然気づいた。自分が何を感じているのかわからなくなってしまったのだ。負の感情に蓋をし続けた結果、自分の気持ちがわからなくなってしまったのである。

確かに、良好な人間関係は大切だ。だが、自分らしさを少しでも表現しなければ、自分自身を見失ってしまう。昔のぶっ飛んだ自分を完全に取り戻すのは難しいかもしれない。それでも、自分の中で少しずつバランスを取り戻していきたいと思う。

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