見出し画像

頑張るあなたと私に、特大のよしよしを

シングルマザーになって早3年。
あっという間のようで、長かったような3年間だった。

シングルマザーになる決断をしたのは私自身。今、笑顔で子育てができているのも、そのときの決断のおかげだと思うし、後悔はしていない。それでも、ふとした瞬間に寂しさや切なさを感じて、涙がこぼれることがある。

例えば、子どもとお出かけしたときに、楽しそうな家族連れ(父母、子ども)を見かけたとき。幼稚園のお迎えで、お腹の大きくなったお母さんを見かけたとき。私だって、2人か3人の子どもがいて、みんなでわいわいお出かけする未来を想像していた。そんな普段は押し殺している気持ちが、こぼれ出てしまうことがあるのだ。

でも、こうした気持ちを誰かに話すのは難しい。離婚してからたくさんサポートをしてくれている家族に相談するのも気が引けるし、友だちに相談しようと考えたときも、「あの人は不妊治療を経て、やっと子どもを授かったのに、私の話はストレスになるかもしれない」とか、「あの人は独身だから、この話をすると無神経に思われるかもしれない」と考えすぎてしまう。

結局、自分の気持ちにふたをしてしまい、誰にも相談できないままになる。これって、自分自身で制約を作っているだけだとわかってはいる。本当に相談された人が嫌な気持ちになるかどうかなんて、分からないはずなのに。それでも、長年染みついたこの考え方はなかなか消えない。だからこそ、結局は自分の中で解決する方法を探すしかないのだ。

こうした悩みを抱えているのは、シングルマザーだけじゃないと思う。同じように悶々としている人はたくさんいるはずだ。だから、そんなときは一度、「毎日頑張ってるね。えらいね」と、自分をよしよししてあげよう。それだけで、重たかった心が少し軽くなるかもしれない。

そして、私からも皆さんに、特大の「よしよし」を送りたい。


いいなと思ったら応援しよう!