見出し画像

人にバカだと思われていると感じるのは、自分が自分をバカだと思っているから?

私が自分を「めんどくさい存在」と思う瞬間はいくつかある。たとえば、仕事でもプライベートでも他人の発言に対して「それいいですね!」という賛同の声や、「あの人は頭の回転が早い」という評価を耳にしたときだ。その瞬間、「私の発言は誰にもいいと思われたことがないのだろうか」、「私は頭の回転が遅いのだろうか」と心の中で傷ついてしまう。そして、自己評価が地の底――いや、マントルまで潜る勢いで下がることがある。

おそらく、そんな風に考えているとは周りの人は夢にも思っていないだろう。(たぶん)

この「めんどくささ」の土台となった経験を振り返ると、思い当たることがいくつかある。

小学校入学前、ピアノ教室でどうしても二分音符と四分音符の概念が理解できなかったこと。それなのに、横で聞いていた二つ年下の弟はすぐに理解して周囲を驚かせた。(ちなみに私は小学校で「1+1=2」が理解できず登校拒否寸前になったこともある)

中学受験の塾では、テストの成績順で振り分けられるクラスの一番上にはいたものの、いつも最下位争い。先生から「このままだと下のクラスに落ちるぞ」と脅され続けたことも忘れられない。

私の自己評価は「絶望的にできないわけではないが、ある程度で頭打ちが見えてしまう程度の脳みそ」である。

そのため、毎日仕事中に「またバカだと思われているのではないか」「どうせ私の評価は低い」と思い続け、仕事終わりには精神的にも肉体的にもへとへとになる。

最近になって気づいたのは、「人にバカだと思われている」と感じる正体は「自分が自分をバカだと思っているから」ではないかということだ。

もちろん、いい年をして会社の同僚や上司に「私ってバカだと思ってますか?」なんて尋ねるわけにもいかない。だからこそ、自分の考えを整理し、変えていくしかない。

もし、何か良い方法をご存知の方がいれば、ぜひ教えていただきたい。

いいなと思ったら応援しよう!