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運命は決まっている説を科学的にアプローチしてみる
今から起こることは全て決まっている
なんて聞いて、
そんなわけないじゃん!
と思う方は多いかもしれません。
しかし、それを証拠付けるような科学的な実験があるんです。
私たちが選んでしている行動も、
全て決められているとしたら?
とってもオカルトちっくなお話しに聞こえるかもしれません。
まるで、命をかけて主張したガリレオの地動説くらい、私たちの考え方に影響を与えそうな実験結果をご紹介します。
私たちの自由意志は自由ではなかった!?
カリフォルニア大学サンフランシスコ校の生理学者でもあり、医師でもあるベンジャミン・リベット教授はこんな研究をしています。
※詳細はベンジャミン・リベットのwikipediaを参照ください。
①指を曲げようと思う自由意志が起こるタイミング
②指を曲げるために筋肉を動かそうとする脳の中の無意識の指令の始まるタイミング
をそれぞれ計測した
つまり、指を曲げようという意思と、曲がれという無意識はどのような順序やタイミングで行われているのかを調べたわけです。
常識的に考えるならば、①→②のはず。
しかし、結果は、①よりも0.35秒早く②が行われていたのです。
無意識のうちに、指を曲げるための運動の準備電位が起こり、その後に指を曲げようという意志が発生していたのです。
「指をまげるぞ!」
「これから美味しいランチを食べよう!」
「彼女とデートしよう!」
といった、私たちの意志は、実は脳の中で無意識で行った結果を、後になって体験しているにすぎないということです。
ちなみに、この実験から受動意識仮説について唱えている慶応義塾大学の前野隆司教授のこちらの発表は非常に興味深いです。1時間半ありますが、ご興味ある方はご覧ください。
自由意志がない僕らが、現実を変えていくには?
さて、このリベット教授の実験によって、
無意識で形作った世界を意識で追体験している
を前提に話をすすめます。
望めば叶う!という引き寄せの法則も、
偉人が語ってきた数々の言葉にも説明がつきます。
ウォルト・ディズニー
「夢見ることができれば、それは実現できる」
ヘンリー・フォード
「人間は想像できることならどんなことでも実現できる。」
ヘロドトス
「人間の運命は、自分の魂の中にある。」
つまり、自分の周りの現実世界を思うようにしていくには、実現した状態を想像し、無意識下に落とし込むことが重要だということです。
そう考えると、
自分で自分の潜在意識に働きかけて、よい結果を引き寄せようという自己暗示方法でもあるアファメーションも理解できます。
よく言われる、
望みがすでに実現した状態をイメージすること
例えば、
「お金に不自由なく生活できました。」
「オリンピックで金メダル取れました。」
といった、完了系で言葉を投げかける理由も説明がつくのではないかと。
少し、話がそれました。。。
お伝えしたかったことは、
リベット教授の実験から、
少なからず一つ一つの行動は、自由意志ではないということ、
ここから、私たちが現実で起きることは無意識によるものであるということ、が分かりました。
そこから大きく考えると、運命はある意味、無意識のうちに決まっているとも言えるということです。
この無意識の領域をどう取り扱っていけばいいのか?
考えるだけでワクワクしちゃいます。
引き続き個人的なテーマとして考え続けていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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