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学び直しの「リカレント教育」の機会は無限。あなたの意欲次第です。新しい挑戦で、人生が変わるかもしれません。

(出所)東京都「東京リカレントナビ」
(出所)厚生労働省HP「職場における学び・学び直し促進ガイドライン」別冊
(出所)厚生労働省HP「職場における学び・学び直し促進ガイドライン」別冊

近年、一度どこかの会社に就職した人が転職するケースが多くなっています。本当にこの会社で自分の能力を発揮できるだろうかと考えたり、自分の可能性はもっと別のところにあるのではないかと考えたり、転職の理由は様々です。長く一つの会社に勤めて、大きな業績は上げたと自負しているけども、定年退職後も自分の可能性をもっと広げるために、興味のある学問を追求したいという人もいるでしょう。

大学は卒業し、社会人も経験したけど、自分の可能性をもっと高めたい人には、「学び直し」の機会が与えられています。「リカレント教育」とか、「リスキリング」と呼ばれています。どちらも「学び直し」を意味する言葉ですが、その主体や目的に違いがあります。

「リカレント教育」は、個人が主体で、一度大学を卒業し会社などに就職した人が、数年後に別の分野の専門知識を学ぶために大学院に進学したり、定年後に新たな学びを得るために大学や大学院に通ったりするケースなどです。

「リスキリング」は、企業が主体で、同じ会社内で新しい技術を習得し職業能力の向上を図ったり、職種転換のため必要なスキルを身につけるケースがあります。また、個人が主体で、転職のために大学や大学院等で別の技術を習得するケースもあります。

時代の変化は激しく、個人が学校教育で学んだことも、会社に入って学んだことも、時だ経てば陳腐化してしまいます。それぞれのタイミングで学び直しつつ、自らの可能性を高めていくことが重要です。

ここでは、主に「リカレント教育」を紹介します。政府(文部科学省、経済産業省、厚生労働省等)や地方自治体では、「学び直し」の相談・機会の提供、支援に取り組んでいます。

一番上の図表は、東京都がオンラインで行っている「東京リカレントナビ」です。学び直しをする皆さんを後押しし、オンライン・無料でいくつもの講義が受けられます。また、「せたがやeカレッジ」は、世田谷区内6大学の教授陣がオンライン・無料で専門分野の講義を行っています。

二番目の図表の文部科学省の「マナパス」は、本格的に社会人の学びを応援するポータルサイトです。社会人の学びに関する情報が幅広く纏められています。約5000の大学・大学院・専門学校等の講座が紹介されており、個々人のニーズに合わせた検索が可能です。一度、開いてみると、新しく挑戦する意欲が湧いてきます。三番目の図表の「マナビDX」は、デジタルスキルを学べるサイトです。

このほか、教授の講義をオンライン・無料で受けられる機会を提供している大学もあります。また、多くの大学では、有料または無料の「オープン・カレッジ」を行っています。その大学の教授陣や専門家の方々が講義をしてくれます。通学・対面とオンライン方式があります。各大学のHPで確認してください。

「リカレント教育」の機会は、無限に与えられているという印象です。あとは、個々人の意欲次第です。関心のある方は是非HPにアクセスしてしてみてください。新しい挑戦で、人生が変わるかも知れません。


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