格闘技のセコンド 情熱とコスト 2023/11/26追記(全文無料)

 今日も今日とて柔術は楽しい。試合前は練習量を落とすので試合のない時期は思いっきりスパーができるので最高です。来週はまた試合で練習を落とすのでがっつりできるのは今秋まで。今月は全日本マスターオープンがあるので頑張ります。

 今日はセコンドの話。白帯の頃に知っておきたかったことをまとめました。自分も昔はMMAの試合に出る時にセコンドの人が来てくれるのを当たり前のように思っていたころがありました(お恥ずかしい。。。)


 こちらは竹浦さんの記事。セコンドをする側の考えです。竹浦さんは一流の選手兼、経営者兼、指導者なので非常に勉強になる記事でした。

セコンドの意義(選手側の話)

 セコンドはいた方がいいです。セコンドによってメンタルは安心するし、戦術的にもいてくれると冷静な判断ができます。そもそもMMAやキックはセコンドなしでは試合に出られません。

セコンドのコスト(セコンドする側の話)

 インストラクターや道場主の人が自分で「セコンドはこんなに大変なんだ!」とはいいづらいと思うので、一般会員の自分なりに書いてみました。

セコンドの経営的なメリット
◎顧客満足度アップ
△会員の試合活躍による宣伝効果

実質的な宣伝効果はほぼゼロ

セコンドの経営的なコスト
・経費(人件費、移動費)
・インストラクターや道場主の休日出勤
・道場主の労力、お金、時間
・インストラクター不在で休館になり、他の会員が練習できないこと
・喉のダメージ

大変ですよね。。。

 会員が試合に出ることの宣伝効果はほぼゼロだと思います。「ここの会員さんが大会で活躍しているので入会しました」は聞いたことありません。また、試合に出る会員は全体の10%くらいではないでしょうか。多くても30%。わずか10%の会員の満足度のために多大なコストをかけるのがセコンド業務です。

 ではなぜ、セコンドをやってくれるのか。それは道場主やインストラクターの情熱と厚意にほかなりません。コスト度外視で会員の強くなりたい気持ちのためにセコンドをやってくれています。

まとめ 感謝と練習

 ともかく言いたいのは、試合に出る人は柔術でもMMAでもキックでもセコンドへの感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。マジで!

 そして、来てくれるセコンドの人の情熱に報いるべく練習しましょう。例えば自分がセコンドの立場で「休日返上で一日潰して、東京まで往復3万かけていくのに選手は週一しかこない、まじめに練習してない」となったら、どうでしょう?想像すると悲しい気持ちになります。

 試合に出る人はセコンドへの感謝を忘れずに、一生懸命練習しましょう!

 何はともあれ、格闘技業界にセコンドへの感謝する文化が根付くことを願っています!

2023/11/9 アンディ

追伸。セコンド費用

 個人的には、大会に出る会員はセコンド費を少額でも払う方がいいと思うくらいです。実際にセコンド費を徴収したら「あそこのジム、セコンド費とるんだよね」と言われたりしそうですし、大会に参加する会員さんも減ってしまいそうなのであまり現実的ではないですが。。。道場主やインストラクターの厚意に甘えている現状は100%いいものではないなあ、と個人的には思います。(ただの一般会員が偉そうに言ってごめんなさい。。。) 

 「会費払っているしセコンドもサービスの一部でしょう。わざわざ感謝するものでもない」という考えもアリなのかもしれません。自分には受け入れられませんが。。。

 セコンド費用を払った方が気兼ねなくセコンドをお願いしやすいな、と個人的には思いますがどうなんでしょう。自分には答えは分かりません。

2023/11/16追記

ツイッターでアンケートを取ったらこんな結果に

絶対払いたくない人がけっこういてビビりました。「会費も払ってるし、大会参加するだけで金かかるのにさらに出費はキツい」的な考えでしょうか?

もし、良いと思ったら投げ銭をいただけたら嬉しいです。柔術の教則購入や遠征費用に使わせていただき、よりよい記事を書く材料にします。

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?