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指導記録10 三種類のマクラとサイド、ハーフ、パス際、マウントでの使い方2025/2/20
今日も今日とて柔術は楽しい。
指導記録10回目。いつも参加してくださる方、ありがとうございます。
ウォームアップ
ソロムーブ11種
二人組でドリル
・飛びつきクローズド
飛びつきのルールと危険性。白帯はペナルティ。うちの道場はスパーでも禁止です。でも、知っておかないとやられたときにケガさせられることがあるので、練習しておくことで予防できます。
マクラ
・3種のマクラ
・サイドでの使い方、肩固め
・ハーフでの使い方、マクラの取り方、足の抜き方
・パス際にカメになってきたときの使い方
・マウントでの使い方、袖車&ハイマウント
1.哲学・コンセプト
マクラのコンセプト
「首を制する」は「相手の顔の向きを制する」
ただ、首の下に手を巻くだけのマクラは全く効果がないです。肩や前腕で相手の顔(鼻の向き、顎の向き、目線)を反対に向かせるのが大事です。顔の向きをコントロールすると相手は力が入りません。
マクラのコンセプト「首を制する」は実は「〇〇を制する」(全文無料)|柔術哲学(アンディ)
2.テクニック
文字だけだと分かりづらいですが、参加した人は復習用にどうぞ。
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1 三種のマクラ
①ベーシックなマクラ。クロスフェイス
→マクラを取った手で奥の脇を背中越しに中指と薬指でひっかけるように深く取る。肩で相手のあご~頬骨をプレッシャーかけて反対を向かせる。
顔(フェイス)を反対(クロス)に向かせる
②袖マクラ、前腕クロスフェイス
→自分が勝手に袖マクラと呼んでるだけです。深くマクラを取れないときは襟をとって前腕でほお骨をラリアットするようにクロスフェイスします
③後頭部を浮かせる、抱くマクラ、ブリッジつぶしのマクラ
ブリッジは後頭部をマットにつけないとできません。後頭部を抱いて頭を引き付けることでブリッジを潰します。マウントでよく使います。
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2 サイドから
肩を入れてクロスフェイスする。顔(鼻、アゴ、目線)を反対に向かせる。
相手が嫌がって押して来たら腕を流して肩固め
肩固めポイント
・袈裟を切らない、明後日の方向を見ない。むしろ相手の方を見るようなカンジ
・耳を脇下に当てて圧をかける
・肩であご下にプレッシャー
・クラッチは首の横ではなく、相手の肩甲骨の下
・逆サイドに回る前にしっかり形をセットアップする。
3 ハーフ
基本的なクロスフェイスの取り方は同じ。
相手の顔を反対に向かせる。
足を挟んでいる足は顔の向きと膝の向きが同じ方向に向いていると強くなる。なので、クロスフェイスで相手の体をねじれさせる(両肩をマットにつけさせる、背中をフラットにする)ことで力を入らなくさせて足を抜く
マクラの取り方
→いきなり取ろうとしても内をとられてブロックされる。自分の胸に手の平を当てて、相手の腹から自分の肩をすり上げるようにして侵入していく。
→ニーシールドハーフで無理にマクラを取りに行くと腕固め(カッティングアームバー、リバースアームバー)を取られるので注意。基本的にマクラを取るのはニーシールドを解除してから。
4 パス際にカメになってくる、向き合ってくる
2つ目の襟マクラを使う。
トレアナなどで横にまわったとき、相手がカメになったり向き合ってくる。そこで襟を取って前腕でラリアットして反対を向かせる。深いマクラが取れたらとってもいいけどなかなか深く取れないことが多いので襟マクラを使うことが多い。
5 マウント
3つ目の後頭部を抱くマクラを使う。
ブリッジは後頭部をマットにつけないとできない。後頭部を抱いて引き付けて、マットから頭を浮かせればブリッジを潰せる。
マウントキープは「低く、低く」まず、相手の腿の付け根を自分の尻で止めるように下(足の方向)に下がる、上体が高いとあおられやすいので状態も低くする。高さを低く、位置も低く。
マウントはまずキープ。相手が焦って動いてきたり、疲れてきたところを仕留める。
袖車
マクラを取ってままリスク取ることなく攻められる。チョップの形でもいいけど。オススメはグーで鉄槌の部分(小指側の外側)で頸動脈を絞める。
相手が嫌がって手でディフェンスをしてきたら簡単にハイマウントが取れる。最初からハイマウントを狙っても相手は警戒して脇を締めてくるが、絞めを狙うとディフェンスのために脇が空く、そこをハイマウント取る。
ハイマウントからは腕十字でも三角でもなんでも狙える。
まとめ
マクラは首の下に手を敷くだけでは全く効果がないです。しっかりとプレッシャーをかけたり、後頭部を浮かせたりしてコントロールしましょう。
いろんな場面で使えるのでスパーで試してみてください。
2025/2/21 アンディ
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