緊急ではないけど重要なこと
アイゼンハワーマトリクスというフレームワークを聞いたことがある?タスクを重要度と緊急度の2軸で整理した表のことで、仕事をしている人は一回は目にしたことがあるかもしない。
分類がむずかしいアイゼンハワーマトリクス
いざ自分の仕事をこの表で整理しようと思うと、どう分類すればいいか、かなり迷う。緊急でなく重要でない仕事については、迷わない。無駄と感じているものや何も生み出さないものだ。
緊急で重要な仕事はどうだろう?期日が近くてこなさなければならない仕事だ。これも、イメージできるだろう。
では、緊急で重要じゃない仕事っていったいなんだろう?緊急なのに重要じゃないってどのような状況なのだろうか?これは自分がやる業務の一部だけど外注できたり、標準化してあって他の人にお願いできるもの。自分がボトルネックにならないもの。
そして、緊急ではないけど重要なこと。新しいことを生み出したり、成長するために必要なタスク。すぐにやらなくても誰もすぐに困らないもので、そして、すぐに成果が出ないものでもある。周りの人もあんまり見てくれないから、この領域に取り組むには意志の力が必要になってくる。
この表はスティーブン・コビィー博士の「7つの習慣」で有名になった。コービィー博士は本の中で、「緊急ではなく重要なこと」に時間を割かなければならないと説いている。
でも、やり切るのがむずかしい。挫折する人も多い。くせもの。
タスクと意義の結びつき
仕事やタスクのリストだけだと、アタマで大事だとわかったようでもなかなか終わらせることができない。でも、このマトリクスの外側に意義があって、その意義を全うするために、「緊急ではなく重要なこと」に取り組んでいるとストーリーを理解したらどうだろうか?
なぜ時間をかけてでも変えるべきだと思うのか?それを自分で解釈することがとても大事だ。そうなれば、もっと動きやすくなるのではないだろうか?エネルギーが湧き出してこない?
でももし、(組織の)仕事の意義に賛同できなかったとしたら、あなたはそう長くその組織にいられないだろう。だって、あなたの未来とその仕事の目指すことが重ならないということが見えてしまったということだから。
納得感のあるゴール設定をするために
もしあなたがゴール設定に悩んでいるとしたら、どうなりたいか(意義)を考えてみよう。そして、「緊急ではなく重要な(変えたい)こと」もセットで考えてみるといいかもしれない。