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<絶景&グルメ>山口県観光のおすすめスポット6箇所をご紹介

先日の長門湯本温泉、界 長門での宿泊体験をご紹介しました。

旅館での宿泊は満喫したのですが、他にも山口県の観光が思いのほか楽しかったんです。
そこで、山口県のおすすめしたい観光スポットをご紹介します!


秋吉洞、秋吉台で人間なんてちっぽけさ…と感じる

山口県の有名な観光地と言えば??
やっぱり秋吉台ではないでしょうか?

3億5千年前の記憶が息づく日本最大規模のカルスト地形。
もともとここは海だった…と言われてもほんとかいな?と思ってしまう場所ですが、木がひとつもなく、ところどころにひょっこりはんしている白い岩(元は珊瑚礁)を見ていると、なんだか不思議な心持ちになってしまう。

眺めてもよし、ドライブしてもよし。
雄大すぎる高原が広がっています。


そして、その秋吉台の足元には、大きな洞穴が。
有名な秋吉洞です。

夏は涼しく、冬は温かく、快適に散策ができる洞窟内には、なんとも不思議な光景が広がっているのです。

なんでこうなったの?
って突っ込みたくなるような鍾乳石。
僕らが何百回、何千回と生まれ変わるくらいの悠久の時を刻んだ岩の数々にただ呆然と立ち尽くしたのでした。


別府弁天池で清らかすぎる水に心が浄化される

秋吉台のカルスト台地を颯爽とドライブしながら、次に向かったのは別府弁天池。
日本の名水百選にも選ばれた湧水地です。

池に続くのは異様な赤い小川。
これは水質の汚れや鉄の色ではなく、ベニマダラという藻の一種。
ベニマダラは清涼な水の日陰にしか生息しないそうです。

弁天池はまさにエメラルドグリーン。
湖底までしっかりと見えるほど透き通っています。

小石を投げてみました。
波紋が広がる様子が美しすぎます。



須佐ヘルンフォルスでマーブル模様の岩肌に目を奪われる

こちらは山口県から島根県に向かう道中で立ち寄った萩市の須佐へルンフォルス。
須佐といえば、スサノオノミコト。
出雲神話に登場する、八岐大蛇を退治するスーパースターです。

出雲市の奥地にも須佐という地域がありまして、須佐神社はパワースポットとして有名です。
スサと名のつく地域には、海を渡り歩いた古代の海人たちの息吹を感じます。

日本海を眺める名勝地、須佐湾。
5分ほど降って行きますと。

どーん!と現れました。
不自然なほどマーブル模様。
何層もの地層が地球の神秘を見せてくれます。

動画も撮ってみました。



萩焼の窯元を巡って丁寧な暮らしをしたいと願う

萩市の萩焼もとても有名ですね。
最近は、民藝にも興味が湧いてきまして、出先では窯元をみて回るのが楽しみになっています。
毎日の食卓に陶器が並んでいると、それだけで食事に華が咲き、味も二割マシマシに。

訪れたのが天龍窯。

様々な作陶家の方の作品が並べられていたのですが、その中で気になったのが…

神楽キャラクターのおちょこ。
これ、萩焼ではなくって、石州瓦(島根県)の窯業さんが作ったもの。
お酒を飲んだから神様が出てくるってなんだかいいですよね。

じつは、このおちょこ、我が旅館の日本酒BARでも使わせてもらってます。
まさか山口県で出会うとは…

今回のお目当てはこちらでした。
萩市外れにある松光山。

店内には様々な形の器やグラスがあり、しかも色のレパートリーも豊富。
建物が二棟あるので、全部チェックするだけでも、結構な時間がかかりました。

今回は妻のお誕生日ということで…
なんでも買ってあげる!
と伝えました。
すると、妻は全くの遠慮なく(汗)、
カゴをいっぱいにしてこれだけのお皿を選んできました…

悩んでいると、お店の方が「ごゆっくり〜」とコーヒーを淹れてくれました。
心遣いが身に沁みます。

結局いくつか絞りましたが、お値段もとてもリーズナブルなお店でした。
とってもおすすめ!


瓦そばで日本海の絆にロマンを感じる

山口県下関初のグルメ「瓦そば」
大胆に瓦の上で焼く茶蕎麦をタレに浸けて食す。
山口にいったら是非とも食べてもらいたい一品です。

よくよく調べてみると、この瓦は実は石州瓦なんです。
現在の住宅用の瓦だと、加工の問題で調理には適していないよう。
もともとは古くなって解体された寺社などの瓦を利用していたようです。
数も足りなくなってきた時に、石州瓦の窯業さんに相談して、現在の瓦が開発されたとのこと。

面白いことに、この瓦の釉薬は耐熱性のある松江市の来待石が使われています。
松江(雲州)の釉薬を使った、石州瓦で調理された山口(長州)のそば料理なんですね。
つまりは、雲石長の日本海ネットワークによって生み出された郷土料理ということに気づきました。
なんだかロマン溢れる一皿、もとい一瓦ではないでしょうか??

萩往還、松陰神社、製鉄炉跡で新時代の潮流に触れる

萩市は倒幕から明治時代の幕開けの立役者となった人々が息吹いた土地です。
道の駅「萩往還」にはあの有名人たちが並んでいました。

吉田松陰、高杉晋作、久坂玄端。
変わりゆく世界情勢の中で、日本はどうしていくべきかと考え続けた勇士たち。
長く続いた江戸幕府の閉鎖された世界観の中で、ひらけたマインドがどのように育っていったのか、とても気になるところです。

ということで、、、

松蔭が多くの門弟を抱えた松下村塾を訪れました。
思ったよりも小さな建物で驚き。

松蔭の人生を知れば知るほど、ぶっ飛んだ人だったということが分かります。
脱藩上等!
と自分の好奇心のおもむくままに行動し続けました。
その志に感銘を受けた者たちが、新たな日本を築いていったのです。

松蔭神社の横にあるお茶屋さんで食べる松蔭団子は絶品でした。

長州藩の挑戦的な行動がわかるところにもいってみました。

遠くからみると、ロボットみたいな建物は、萩反射炉。

明治の幕開けに先立ち、長州藩が鉄を作るために様々な試行錯誤を繰り返したことが伝わる貴重な遺構です。


以上、本日は山口県のおすすめ観光スポットをご紹介いたしました。
改めて、新しい気づきや発見、文化理解を与えてくれる旅っていいな、なんて思いました。


おもてなし産業をかっこよく。
あんでぃでした。


今回宿泊した『藩主のお茶屋屋敷』界 長門(長門湯本温泉)


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