神在月、日本の神様は出雲に集まって何をしているの?
こんにちは、あんでぃです。
本日は謎深い「出雲」に関する豆知識のご紹介いたします。
日本では、旧暦を使用していた頃、和風月名(わふうげつめい)と呼ばれる月の和風の呼び名を使用していました。
睦月、如月、弥生、、、、
という月の呼び名のことですね。
さて、この中に不思議な月の名前があります。
10月の神無月(かんなづき)です。
神様がいない月。
どうしていなくなるかというと、全国の神様が出雲の地に訪れるから、と言います。
よって、出雲地域だけはこの月を神在月(かみありつき)と呼んでいます。
なぜ神様が集まるの?
という疑問に関しては、かつてブログに記載していますので、こちらをどうぞ。
神様が集まることはわかったけれど、神様たちは出雲に集まっていったい何をしているのでしょうか??
ご縁を図るカンファレンス「神議り」
実は神様たちは「神議り(かむはかり)」という、会議をしています。
どんな会議かと言うと、、、
人の縁、仕事の縁、お金の縁、農業の収穫のご縁、などなど、世界のあらゆるご縁を話し合うとされています。
神様たちがやってきて、てんやわんや会議をしていますね。
こんな声が聞こえてきそうです。
こういったご縁を結ぶ会議、神議りこそが、出雲が縁結びの国と呼ばれる所以でもあります。
2024年神在祭の神事と日程
そんな神様たちが集まる旧暦10月11日からの15日間は、出雲大社を中心に神在祭と言われるさまざまな神事・祭事が行われます。
例えば、
・国譲り神話で有名な稲佐の浜で行われる神迎祭
・大勢の人々が神の力を借りて良縁を願う縁結大祭
・神議りを終えた神々をお送りする神等去出祭(からさでさい)
・毎晩行われる夜神楽祈祷
などなど。
神様だけでなく、たくさんの参拝者が訪れ、島根県が1年で一番賑わう時期と言っても過言ではありません。
参考までに、2024年の神在祭の日程は、以下の通りです。
なお、神迎祭が行われる稲佐の浜は、かつて国譲りが行われた場所と言われます。
そんな場所で全国の神様をお迎えするなんて、なんだか不思議な感じもします。
そんな不思議な、謎めいていることも出雲の魅力だな、なんて思っています。
本日は出雲の地ならではの「神在月」のご紹介でした!
おもてなし産業をかっこよく。
あんでぃでした。
界 出雲|国譲り神話を神楽で表現。今冬はさらに進化します。