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日本で一番外国人が少ない場所に住んでいます。

「電車に乗ったら周りは外国語だらけ。もはや海外にいるような気がするよ。」
特に都会から来られるお客様からこんな言葉をよく聞きます。

コロナ禍を乗り越え、空前絶後の円安状態。
インバウンドの旅行者が増えるのは当然のことでしょう。

訪日外国人県別データ

さて、そんなご時世に興味深いデータを見つけました。


観光庁が公開していた2023年の県別訪日外国人宿泊数。
なんと、私あんでぃの愛する島根県は最下位でした。

そこで、こんな呟きをしてみたら、プチバズりしました。

コメントも多くいただきましたので、一部紹介します。

先日宿泊された外国の方は、京都は外国人だらけで行きたくない…と仰っていました。
また、島根県で1日1組限定のお宿をしている知人からはイスラエルなどの中東からお客さんがやってくると聞きます。
情報感度の高い方々は、あえて島根のような土地をリサーチしているのかもしれません。

また、オーバーツーリズムは旅行者にとっても、受け入れる地域の人にとっても嬉しいものではありません。
宿泊先や観光地などのハード面での整備はもちろん大切。
ですが、時間をかけてでも、観光人材の育成や地域の方々の受け入れ体制などのソフト面が何よりも大切だなぁ、と思うのです。

そんな悠長なこと言ってたらチャンスを逃すよ!
と言われるかもしれません。
でも、そこで慌てて追っかけることなく、のんびりとやっていく…
それが島根の魅力でもあるんですよね。


島根県って、自虐ネタが多い

吉田くんで有名なFROGMAN氏の描くアニメ、『鷹の爪団』
あのアニメの中では島根の人の少なさが自虐ネタとして使われることが多いです。

自虐カレンダーなるものも。
結構笑えます。

自虐は自虐でいいのですが、
私は逆に人が少ないことによる強みに目を向けていきたい。
それこそ、日本国内他にはない、島根ならではの魅力なんじゃないかと。
弱みを特徴、個性と捉え、うまく活用する。
そんな考えが求められているような気がします。

ということで、最後に上記を踏まえての島根の魅力、全力でPRしてみたいと思います。

とにかくアクセスしづらい場所、陸の孤島、島根県。
それが故に、訪れる旅行者は少ない。

神代の時代から、神々が訪れては、この土地の魅力に染まってきた。
思わず長居をしてしまう、そんな場所だ。
いつもはとっても静か。
だけれど、旧暦10月の神在月だけは違う。
全国から神様が出雲に集まり、宴会を催す。
神様だけでない。
多くの人が集まり、賑わう。
縁結びのお祭りなのだ。

海、山、湖…季節ごとに移り変わる食の恵み。
メノウ、鉄、銀、石…色とりどりの豊かな大地の恵み。
一級品に仕立て上げるものづくりのわざは綿綿と受け継がれている。
今もなお、数々の芸術品、工芸品が職人たちの手から生み出されている。

口数の少ない出雲人。
彼らとの触れ合いに、なんだかこころがほだされる。
忙しく動き回る時間の流れがゆっくりと調整されていく。

訪れた人々は、その知られざる輝きに出会った時、気づくであろう。
私たち、日本人の原風景はここにある、と。

ここが求めていた場所だ!
と12年間住み続けたあんでぃなりに島根の魅力を綴ってみました。


ということで、興味を持たれた方、ぜひ島根にお越しくださいませ。


おもてなし産業をかっこよく。
あんでぃでした。



島根県内の星野リゾートは2施設ございます。

界 玉造「いにしえの湯と出雲文化を遊ぶ宿」


界 出雲「灯台と水平線を望むお詣り支度の宿」


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