入社12年目で新たな挑戦をしていきます
こんにちは、あんでぃです。
実は今、入社12年目にして、初挑戦の業務に取り組んでいます。
なんだか久々にワクワクしてます。
今回挑戦している業務、それは新しい宿泊プランを企画することです。
企画自体はいろいろと経験させていただいたのですが、今回のような大掛かりのものは初めてです。
ここ数日は寝ても覚めても頭の中は企画のことでいっぱい。
島根の職人さん方にご協力いただいたり、社内の広報やマーケティング担当の方にご意見いただいたり、とプロジェクトマネジメントなるスキルがちょっとずつ身についているような…
なので、noteも少しサボり気味です(汗)
さて、その企画というのが、私がいま最も興味がある出雲文化の一つでもある「たたら」についてです。
たたらとは中国地方で盛んだった、砂鉄を原料にした独自の製鉄手法です。
もののけ姫のたたらばや、ドラマVIVANTで知ったという方も多いですね。
たたらについては、今までいくつかの記事を書いてきました。
結構な数でした。。。
島根移住時、正直なところ、たたらにはあまり興味がありませんでした。
しかし、出雲の歴史を探っていけばいくほど、食や言葉、工芸品など、たたら文化がこの地域に与えた影響は計り知れないものがあることに気づきました。
そして先日、ついに古代のたたら製鉄を再現する機会をいただきました。
いろいろ感じたことはあったのですが、この経験を一言で言いなさいと言われたら、私はこう叫びます。
「日本のものづくり文化、すげーーー!!!」
ってことです。
科学技術が未発達の時代に、
どうやって開発したの?
って謎すぎるくらい最先端の技術が結集したもの=たたら製鉄なのです。
先人の叡智の結晶…
例えば、
砂鉄を採取するために山を切り崩す鉄穴流し(かんなながし)
自然環境をなるべく破壊しないよう、循環的な林業を営みながらの木炭生産
炉(鉄を作るための火床)を作るための砂の配合や、炉の形の度重なる改良
炉内の温度を高めるための送風機械、天秤ふいごの開発
作られた最高級の鉄『玉鋼』を加工して作る日本刀
などなど、語り出したらキリがないので、このあたりにしておきます。
知れば知るほど私は日本の文化・技術のレベルの奥深さに驚いております。
この驚きを一人でも多くの方にお届けしたい。
純粋にそう思うようになり、今回の挑戦に至ったわけです。
それにしても、挑戦とおおげさに言いましたが、このような機会をいただけるのは本当にありがたいことです。
そのような努力を重ねてきた先人の方々、そして、私の気持ちを後押ししてくれる今の組織のおかげでもあります。
そして、文化・伝統という目に見えないものをご紹介することで喜んでいただける人がいる観光産業のおかげでもあります。
感謝を込めて、
より良い企画を作り上げ、
出雲、島根、ひいては日本の観光産業に貢献していきたいです。
中身や詳細はまだ公開できないのですが、いずれこちらでご紹介したいと思います。
気長にお待ちくださいませ。
以上、おもてなし産業をかっこよく。
あんでぃでした。