見出し画像

【出雲の魅力】"今こそ"あなたが島根県を訪れるべき5つの理由。

こんにちは、あんでぃです。
本日は私が関東から移住して、12年住んでいる島根県について語りたいな、と。


そもそも島根に来たきっかけは、地方移住を目的で転職したこと…

住めば都とはよく言ったもんで、実際住み始めてみたら、自分好みのものがたくさんありまして。
これは神様が導いてくれたんじゃないか、ってくらいドンピシャにハマりました。

この土地に根を張ろう!と、覚悟を決めて、移住1年目に一軒家を購入。
より田舎暮らしを楽しめる土地を探し、松江から少し離れた山里ライフを満喫しております。

玄関先からは満点の星空。
初夏の候には蛍が乱れ舞う。


そして、仕事の方でも、観光客の方から逆に島根の魅力をたくさん教えていただいています。

本当に語り尽くせないほどたくさんの魅力がある島根県ですが、本日は"今こそ"島根県に訪れるべきポイントを5つに絞ってご紹介します!


食材豊富でうまい!

まずは食の観点から。
島根県といえば山陰エリアで日本海に面しており、とにかく魚介類が異常なほど美味しいです。
のどぐろ、松葉蟹、岩牡蠣、アジ、カレイといったお魚が季節ごとに旬がやってくるので、オールシーズン楽しめます。
界 玉造でも二人で活蟹を3杯召し上がっていただく、極みタグ付き活松葉蟹会席プランをご用意。⇨宿泊プラン料金はこちら

また、しじみ漁獲量日本一の宍道湖もあります。

仲間とともに隠岐島の岩牡蠣パーティーを毎年開催しております!

南に目を向けると中国山地が広がっており、奥出雲和牛、仁多米、まいたけ、そばなども有名。

とにかく、海も山も湖も味わえるのが島根県の特徴といえますね。
また、さまざまな食材に合わせたレパートリー豊富な日本酒も島根県の魅力です。
※日本酒発祥の地、島根県!


文化が多層的すぎる

食文化も豊富ですが、島根県はなんといっても歴史があります。
古事記では出雲神話が有名ですが、なんと古事記の1/3の分量の舞台が出雲だということはご存知でしょうか?

素戔嗚尊(スサノオノミコト)による大蛇(オロチ)退治、大国主による国づくりと国譲りの神話は有名ですね。
その神話が事実だったのでは?
と思わせるような、考古学的証拠がどんどん見つかっています。

弥生時代に金ピカの銅剣や銅鐸を多数保有していた出雲国とはいったい!?


私の勤務する界 玉造は松江市の玉造温泉街にありますが、この玉造というのも、かつては勾玉の生産拠点でした。
大阪など、全国に玉造の名のつく土地はありますが、それらは1世紀程度しか製作が行われなかったようです。
しかし、島根の玉造ではなんと7世紀もの永きの間、勾玉が作られていたのです!

大好きな白めのうの勾玉はとても珍しい


また、奥出雲ではたたら製鉄の文化も盛んでした。

詳しくはこちらで綴りましたが、たたら製鉄は食や言葉など現代にも大きな影響を及ぼしています。
また、石見銀山の銀も中世には日本全体に大きな影響を及ぼしていました。

そして、江戸時代には、松江での町人文化、茶文化が栄え、近世では民藝運動により陶芸やその他の工芸品製作も盛んになります。

民藝運動とともに作陶を始めた出西窯。艶やかな出西ブルーがとても人気。

これは私の所感ですが、弥生時代以降の日本のものづくりの原点は出雲ではないか?
と私は思うのです。

そんな多層的な文化を持つ、島根、出雲には、多くの人にとって、何かしらフックするものが見つかるはずです。
私が出会ってきた旅行者は、
『一度きたらハマっちゃって…島根に何度も来てる』
と仰る方が非常に多い。
この言葉は、まさに島根の多層的な文化の魅力を表しているといえましょう。

自然の景観を楽しめる

かの有名な小泉八雲は宍道湖の景色を愛していました。
松江城を登城すると、そんな宍道湖を一望することができます。

曇りがちの宍道湖こそ、出雲ならではの風景

宍道湖の夕日は絶景。
夕日がでるとわかると、カメラを構えた人が多く並ぶ姿を見かけます。
運がいいときは、雲の多い出雲ならではの天使の梯子を鑑賞することができます。

もちろん湖だけではありません。
山の方に行けば、さまざまな滝に出会えたり、温泉も数多くあります。
海に行けば、穏やかな日本海に心が落ち着くことは間違いなし。

また、隠岐島というこれまた外国のような島もあるのが魅力的。

そこら中に放牧されている隠岐牛。信号待ちはないが、牛待ちはあります(笑)


とにかく人工物の少ない島根県。
だからこそ、現代人にとっては、小泉八雲のようにオープンマインドに五感を全開にする体験ができるのかもしれませんね。


人が穏やか

これは田舎あるあるかもしれません。
私が出会ってきた人から、島根県人とのほっこりエピソードはことかきません。

以前、友人が島根にやってきたときのこと。
到着があまりにも遅く、どうしたのかなーと心配していたら、どうやら道中出雲市内でパンクをしたようで。
たまたま通りかかった地元の方が、わざわざ車屋さんまで付き合ってくれたそうです。
お礼をしたくて連絡先を聞いたが、当たり前のことだから、と固辞されたとか。

また、私が日頃体験していてほっこりする光景もあります。
運転していて、横断歩道を渡る子供達を待っていると、渡り終わった子供が振り向いて車にしっかりお辞儀することです。

そういえば、車の運転ではクラクションを鳴らされたことがありません。
追い越しもほとんどありません。
みなさんのんびり運転されています。

せかせかしている人は、多分この土地の空気に合わないんだと思います。
それだけに、旅行者の方は、なんとなく落ち着いた気持ちになれるんでしょうね。


インバウンドの人が少ない

最後に、これは一部の人にとってはとても大きなポイントかもしれません。
先日、こんなSNS投稿を見かけました。
『インバウンドが多いから○○県にいくのが億劫です。』

人が多いとこにいくのは、私もできることなら避けたいので、気持ちはわかります。
せっかく旅行するならば、人混みに紛れなくて済むようにしたい…

さて、そんな人にとって、島根県はパラダイスなんです。
どうやら外国人が一番少ないらしいです。

それはそうです。
島根県はとにかくアクセスしづらい。
飛行機の国際線も少ないし、岡山や広島、大阪からは山を超えてこなければならない。
最近増えてきたセブンイレブンも、物流の不便さからなかなか島根に進出しなかったそうで。
ある意味本州の中で、ガラパゴス化している土地といっても過言ではない。
そんな島根県ですから、外国の方がアクセスしづらい土地を敬遠するのも仕方ないですね。

しかしながら、それでも島根にやってくる方々はおられます。
そんな方々はどんな特徴があるか?

それは、とにかく日本ラブの人たちが多いということ。
日本の文化をとてもよく理解し、とっても好意的に捉えてくださっている。
ですから、接客していて、とても心地よい気分になれるんですよね。


さて、本日は、今こそ島根県に訪れるべきポイントを5つに絞ってご紹介しました。
ご興味持たれた方、ぜひ島根のさまざまな魅力に触れてみてくださいませ。

おもてなし産業をかっこよく。
あんでぃでした。


▼たたらを感じ、出雲文化を遊ぶ宿「界 玉造」

▼灯台と水平線を望むお詣り支度の宿「界 出雲」








いいなと思ったら応援しよう!