この道をゆく先に誰かが待ってる
「あぁ、この人が、歩き続けてきた私を待っててくれた人なのか」と最近よく思う。
手作りのグラタンが入った耐熱皿を差し入れてくれる人は、私が本当に仕事で苦しかったときに、そばで支えてくれた人。
あぁ、少しこの人の役に立てたかも、と思う人は、昔の私と似たような苦しみの中にいる人。
漠然とやってみたい、と思っていた趣味に、手引きしてくれた人。
この人が私を待っていたのか、と思う。
あれもこれも、この人に会うためにやってたことだったのか。
ならよかったな、と思う。
「手が触れ合う喜びも 手放した悲しみも
飽き足らず描いていく 地球儀を回すように」
仕事柄、「地球儀を回すようにって何」と思うようにできているのですが、(世界はどうなっているのか?は〜〜〜世界は広いのね、ここにこんなところがあるのね)、みたいな、そういう心情?
そのとき、別にワクワクはしていないし、心は穏やかなんじゃないかと思う。ふーん、そうなんだ、みたいな。
そうか、そういうこともあるのか、そうなっていたのか、と。
そこが諦観で終わらなくて、「じゃ踏み出すか」で終わらせる力がある曲だなと思った。
難しそうな歌だけど卒業式で歌ってほしい歌だなと思っている。