セブン・シスターズ(吹替版)のこと。
英国の地名でなく、映画のタイトルです。
本当は.今日は
『ものすごくうるさくてありえないほど近い』も観ました。
9.11、子役の演技力、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックのガッチリ硬め。
外さないぞ、て意気込みも感じつつ、気もちよーく泣けたのですが…
午後に観たセブン・シスターズが妙に刺さりました。
クセが強い系です。
近未来SFで、かなりバイオレンスな描写があります。Rー15
人口爆発からの食糧難が地球規模で起きている近未来。
対応策で遺伝子操作の食物を乱用した結果、多児出産が異様にふえ人口爆発の勢いはさらに加速してしまった。急遽立ち上げた政策がいわゆる一人っ子政策であり、規定数以上の子供は食料供給が安定する未来まで冷凍睡眠状態にする…という世界です。
その主人公が7つ子なのです。ドユコト?ですよね。
詳細な描写はないのですが、多分容姿的には遺伝子操作された完全完璧コピーの7つ子。生まれた時から家の外では1人の人間として振る舞えるよう徹底教育を受けた7つ子は、月曜日から日曜日まで外出できる担当の曜日が決まっています。
そしてその曜日がそのまま彼女たちの名前になっているのです。
全員が生きていくために、命を守るために、支え合わなくてはいけなかった。
ある月曜日、その月曜日が帰ってこなかった火曜日から物語がいっぺんします。
主演のノオミ・ラパスが月曜日から日曜日までそれぞれの個性を、風貌だけでなく演じ分ける様は狂気を感じます。美人さんか?と言われると、うーんミステリアス?って感じの俳優です。だからこそ、なのかもしれない。
日本語版も朴璐美さんがしっかり演じ分けているので、吹き替えも大丈夫
近未来描写が面白いのと、人間の弱いところと残虐性が突き抜けているところ、自分ではなかなか手が出ないジャンルだな、とおもいました。アマプラにしてやられました。
個人的に、
ウィリアム・デフォー(雑食系俳優)大好き。
マーワン・ケンザリ(ジャファー)
が出演してるのは知りませんでした。
グレン・クローズも好きだな。
オススメできるかと言われると難しいのですが、超人が出てこないという点で、SFアクションっぽさがある社会派ドラマとも採れます。一人っ子政策の末路、というのでしょうか。
見始めてからずっと、ぜったいこうなって欲しくない、って思う世界観です。
私も3番目だし。実際の一人っ子とか、1番目の人がみたってそう感じる、はず。
私には関係ないな、って思える人がいたら、それが一番怖いと思うのです。
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