Andrey

小説投稿サイトで小説を書いているひとです。noteはとりあえず本の感想文と小話の投稿をしていく予定です。

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最近の記事

発達障害の人への、手帳のススメ

何故手帳を書くのをおススメするのか1.体調不良についての記録  私はASDで障害者手帳を持っています。  就労移行支援事業所に入り、いろんな発達障害者の方と会ったり、また、Twitterで発達障害者の方たちのつぶやきをみかけたりしてきました。私もそうですが、皆さん体調不良に悩まされている方が非常に多いです。  そこで、手帳に記録をつけることをお勧めします。最初は一言くらいでいいです。「頭痛がする」とか「そわそわする」とか。記録が溜まってきたら見返すと、自分が体調不良になる

    • 「自分は社会のお荷物だ」と感じているあなたへ

      「就職活動に励んでいるが、書類選考の時点で落とされてしまう。自分は社会に必要ない、社会のお荷物だ、いらない存在だと感じるのがつらい」  そういう言葉をSNSでこの前見かけた。その言葉を言った人は本当に辛そうで、私は以前の自分を見ているようで辛くなってしまった。  なので、この文はその人へ向けて書いている。届いてくれればうれしいなと思っているが、届かなくても大丈夫だ。  まず最初に私にはその人へ言う言葉がある。 「貴方は社会のお荷物ではない。ましてやいらない存在でもない」

      • いつまでもあると思うな若さと健康、というお話

        医者「悪玉コレステロール値が貴方の年にしては高すぎなので、改善しましょう。このままだと50代前半で動脈硬化による脳卒中か心臓発作で死にます(意訳)」 私「オワァ」  前職での四年間、ひたすら食に逃避していた結果がコレである。甘いコーヒーは一日最低二杯以上、飴の袋は一日一袋かみ砕き、眠気覚ましにミントタブレットが手放せなかった。言うまでもないが砂糖の塊である。  おまけに昼食では一日千円以内の予算で、どれだけ美味しいランチが食べられるかを探求していた。パスタに刺身定食、天丼、

        • “怒り”という感情についてのお話

           長いこと務めていた仕事を辞め、現在は就労支援事務所へ通っている。今は“怒り”についての講座を受講しているところだ。  最初、自分には不要の講座だと思っていた。もうかれこれ長いこと、怒りに身を任せた記憶がないからだ。でも話を聞いているうちに、ふと忘れていた怒りの感情が蘇ってきた。  私は物事をじっくり考えるのは得意だが、とっさの判断力がない。普通の人なら怒り出すところを、私は時間が経ち、後で思い返したその時に腹を立て始める。だが、目の前にその対象がいないので、怒りは熾火のよ

          噓石と思考の檻というお話

           いつの時代でも、頑固で強情な人間というものはいる。そういう人間は大抵、周囲のほのめかしや忠告に気が付かず、ただひたすら悪夢への道を突っ走っていく。確か銀河英雄伝説にもそんなキャラがいた。彼は最終的に、ブチ切れた主人公に戦艦ごと要塞備え付けの主砲で消し飛ばされた。  戦艦に一緒に乗っていた乗組員たちにはいい迷惑である。  さて、18世紀のドイツにもそのような男がいた。名前をヨハン・バルトロミュー・アダム・ベリンガーと言い、バイエルンにあるヴュルツブルク大学で医学部教授長を務

          噓石と思考の檻というお話

          “普通の人”という幻想のお話

           子どもの頃から本を読むことが好きだった。三歳の頃から並外れた活字中毒だったこともあるし、家の近くに巨大な図書館があったこともある。休みの日には図書館に通い、一日中図書館の快適な空間で貪るように読み耽った後、本を限界ギリギリまで借りては帰るのが常だった。お昼ご飯など食べず、時間がもったいないと言わんばかりに本を読んでいた。お腹は空いていたけど、そんなことはどうでもよかった。  周りの人は皆出来ることが、私には出来ないらしいと気づいたのはいつ頃からだっただろうか。どうやら他の

          “普通の人”という幻想のお話

          “人類と感染症、共存の世紀”を読んだ

           一人暮らしをしていたころ、インフルエンザに感染したことがある。  地獄のような苦しみだった。インフルエンザに罹った方ならお分かりいただけると思うが、冗談抜きで亡くなった祖母が迎えに来たのだと思った。頭はまるで無邪気なサイコパスが、直接脳みそをハンマーで叩いているかのように痛んだ。破れ鐘などというレベルではない、もっと大きく、荒々しい何かが頭の中に確かに存在していた。固形物を胃は全く受け付けず、ごくわずかな量でも戻した。お粥はおろか、ゼリーですらダメだった。体温計は見たこと

          “人類と感染症、共存の世紀”を読んだ

          “古代エジプト人の24時間”を読んだ

           古代エジプトと言われて皆様は何を思い浮かべるだろうか。ピラミッド、ミイラ、ツタンカーメン、ファラオ……あるいは某ゲームにハマっている方なら、オジマンディアスことラムセス2世を思い出す方もいらっしゃるかもしれない。  私はまず、ピラミッドとミイラ、そして遅れてモロヘイヤのスープがやってくる。  子供のころ、父に連れて行ってもらったポットラックパーティ(持ち寄りパーティ)で、誰かがモロヘイヤの冷製スープを持ち込んだのである。私もご相伴に預からせていただいた。トロっとした感じ

          “古代エジプト人の24時間”を読んだ

          https://www.asahi.com/articles/ASP7262GYP72UTIL023.html?iref=pc_ss_date_article 元グリーンベレーが号泣謝罪 ゴーン被告の逃亡助ける なんというか、大変だなあという印象しか残らなかった……。せっかくグリーンベレー入って無事に生き延びて、会社も作ってそのままなら自伝すら出せたろうに……。

          https://www.asahi.com/articles/ASP7262GYP72UTIL023.html?iref=pc_ss_date_article 元グリーンベレーが号泣謝罪 ゴーン被告の逃亡助ける なんというか、大変だなあという印象しか残らなかった……。せっかくグリーンベレー入って無事に生き延びて、会社も作ってそのままなら自伝すら出せたろうに……。

          “とてつもない失敗の世界史”を読んだ

           どこかで見かけたのか忘れたが、最近の若者は失敗を恐れる傾向にあるのだそうだ。まあそりゃそうだよな、失敗って怖いもんな、と人生で無数に失敗してきた私は思う。ついこの間も本屋でこの前文庫本を買おうとして失敗した。確実に面白い本を選ぼうとしてどの本がいいか三十分迷い、結局迷った挙句に何も買わず、というのは本屋さんに失礼なので前から気になっていたコメディ漫画を二巻買った。  家に帰ってきてわくわくしながら読んでみたら、絵も雑だしさっぱり面白くなかった。失敗した。  とまあこのよ

          “とてつもない失敗の世界史”を読んだ

          明日は最近発見した図書館へ行ってみる予定です。アイザック・アシモフの「鋼鉄都市」が読みたいので、ありますようにと祈っています。

          明日は最近発見した図書館へ行ってみる予定です。アイザック・アシモフの「鋼鉄都市」が読みたいので、ありますようにと祈っています。