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高齢化率がなんと28.7%に〜!

毎年敬老の日に発表される高齢者人口。前年より30万人増えて3617万人と過去最高だそうな。そして高齢化率(全人口に占める高齢者の割合)は28.7%で、昨年より+0.3です。この調子でいくと来年は29.0%に達するんじゃないですかね。さらに70歳以上の女性の割合は、25.1%でなんと「4人に1人」だと〜。

もう高齢社会は止まらないですね。ここからは私個人の身勝手な意見ですけど、もう誰かに頼るような生き方ではやっていけないのではないでしょうか。どんどん税金取られて、年金だってもらえそうにないし。長生きしたってお金がかかるだけで、若い人から疎まれるだけでしょうね。

私ごとですが、寿命がきたら枯れるように逝ってしまいたいですね。そもそも人間の身体は、そういうふうにできていると思うのです。例えば、体液の量は成人で約60%ですが、高齢者では50〜55%に自然に減っていくのです。細胞も徐々に減っていくし、身体の生理機能も少しずつ低下していって、まるで草木が枯れていくように命の終息の準備をしているのだと思います。それなのに、点滴液を大量に注入されたり、薬を過剰に投与されたりして、不本意な最後を遂げてしまうことが多々あります。不本意なというのは、不自然なと言い変えてもいいのですが、生々しい言い方で申し訳ないのですが、綺麗な身体で死ねないのです。

なぜこんなに生々しい話をしてしまうのかというと、看護師として、たくさんの最後の場面に立ち会った実体験があるためです。人が亡くなる厳粛な場面で誠に不謹慎ではありますが、なんて立派な死だったのだろうと思うこともありました。若い方の死には、とても寂しい、悲しい、辛い、悔しいという感情が多いのですが、高齢者、しかも90歳、100歳を超える方の場合は「本当に最後まで全うされましたね」とその人の人生を讃え、ご家族とともに感動したこともありました。こうした経験があるからこそ、今私は死を意識して残された生を大切にしようと思えるのです。

死を思うとか、語るのは縁起が悪い、怖い、まだ考えたくないと避ける傾向にあるとは思いますが、いざその時がきたら避けられませんし、多分相当動揺したり、狼狽してしまうでしょう。間違った判断をしてしまい、あとで後悔することになっても、もうやり直しができなくなるのです。そうならないためにも、私も家族で気軽に話せるような準備をしていきたいですね。


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