自分を解放するドアを開けてみませんか?
世の中には、自分を楽しませるドアがたくさんあります。
けれど、そのドアを前にして立ち止まり、足を踏み出せずにいませんか?
「今さら挑戦しても遅い」
「失敗したら恥ずかしい」
と思う気持ちは、誰にでもあるものです。
でも、その気持ちが、自分の可能性を閉じ込めてしまっているかもしれません。
かつての私が、まさにその状態でした。
挑戦することが怖くて、新しいドアを開けられない日々が続いていました。
うぬぼれも甚だしいのですが、勝手に「自分より能力が低い」と思い込んでいた周りの人が、失敗を恐れず次々に挑戦し、前へ進んでいく姿を見て、焦りや劣等感に苛まれるばかり。
それでも動けない自分が恥ずかしく、腹立たしく、結局、後悔ばかりして、どんどん自分を嫌いになっていきました。
でもあるとき、ふと気づいたのです。
人は案外、他人のことなんて見ていない。
それどころか、誰かが私の失敗に気づいたとしても、そのことを覚えているのはほんの一瞬だけです。
自分を苦しめているのは、ほかならぬ、自分自身だったのです。
その瞬間、自分で自分をがんじがらめにしていた意固地な思い込みが少しずつ解けていきました。
自分を解放することで初めて見えてくる世界があります。
自分を縛るものを取り払うと、内面の奥深くに隠れていた力があふれ出てきます。
それは自分でも気づいていなかった能力だったりします。
案外、自分のことは見えていないものです。
その能力が開花すると、自然と自分を好きになり、心に余裕が生まれます。
その余裕が、人に優しくする心のスペースを作り、良い循環が始まります。
例えば私は、「書く」というドアを開けてみました。
昔から文章を書くのは好きでしたが、noteに記事を書いてひと目にさらすなど、考えただけで、自分の中の意気地無し君の否定する声が大きくなるばかりでした。
そこを、「えい、やぁ〜っ」と、とにかく、ドアを開けてみたのです。
たどたどしい足取りでも、実際にやってみると、書くことで自分の思いを伝える心地よさ、人とつながる喜びを味わうことができました。
一方で、挑戦してみて「違うな」と思ったドアもあります。
でもそれは、やってみなければ気づけなかった違和感です。
だから、それでいいのです。
すべてのドアを空けた先に、自分に合う環境があるとは限りません。
ドアは無数にあります。
合わないドアにいつまでもこだわっているのは時間の無駄です。
私たちの人生の時間に限りはあっても、可能性に限りはありません。
大切なのは、自分の心に耳を傾けること。
挑戦するたびに少しずつ、自分の中の新しいドアが開いていきます。
そして、一歩ずつ、自分が本当に好きなことに気づいていけます。
それがまた次のドアを開ける力になっていきます。
だから、今日も一つ、新しいドアを開けてみませんか。
その先に何が待っているかはわかりません。
わからないからこそ、ワクワクしませんか。
そして、もしそのドアを開けた先が自分に合わなければ、そっと閉めてまた次のドアを開ければいいのです。
それだけで、人生は驚くほど豊かになります!