絵本「ヨルとよる」
黒猫のヨルが、ネズミに誘われて、夜の大冒険に出かけるお話。
家の外の刺激的な世界を知らない黒猫と、
家の中の安寧な世界を知らないネズミ。
お互いに知らない世界を紹介しあって、仲良くなっていきます。
初めて夜の街に出かけるヨルの気持ちに感情移入して、ドキドキします。
あわや大変なことになるかと思った瞬間のヨルの表情。この見開きの絵をみるだけでも、この絵本を読む価値があります。
そして、今度はヨルがネズミを家の中に案内します。
ヨルの寝床で、ヨルのしっぽにくるまって、ネズミは経験したことのない安心感をおぼえます。
「なあ、ヨル。ヨルって、すてきだな。」
夜ではなく、黒猫のヨルと言っていているところが、この物語の真髄です。
二匹が寄り添いながら眠る姿を見ながら、人間も穏やかな眠りに落ちていけます。
おまけ。
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