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私は、あなたは、どんな形?

形って何だろう?

私の形。
夫の形。
飼い猫の小太郎の形。
門の形。
木の形。
花の形
雲の形。
食器の形。

世の中は、無数のいろんな形でできています。

形にもいろいろな意味があります。
明鏡国語辞典を引いてみました。

1)物の姿や格好。かたち。
2)武道・芸能などで、規範となる動作・体勢。フォーム。
3)物事の持つある独特の形式。スタイル。
4)借金などの抵当。担保。

明鏡国語辞典 第三版

私が特に興味があるのは、1)と3)です。

1)は、手っ取り早く、人や物を他と区別できる外見です。外形と言ってもいいかも知れません。

人にしても動物にしても、特有の姿形があります。

その形がこの世に存在しているのは、唯一無二です。
似てはいても、同じ形はありません。


3)は、私の勝手な解釈で、間違っているかもしれませんが、ある特定の世界にしかない様式美のようなもので、その世界に浸ることでしか味わえない空間や物語ととらえています。

たとえば、小説やドラマなどの語り口や話の進め方、音楽の使い方など、あっ、これはあの人の作品だとすぐわかるようなことです。

これもはやり、唯一無二のものです。

結局、この世の中に存在しているものはすべて、ひとつとして同じモノはないのだなと頭で理解するというより、腑に落ちたときに、わたしはとても感動しました。


それはつまり、自分自身も唯一無二の存在だということなのです。

そんなの、あたりまえじゃん。

そんな声が聞こえてきそうです。

でも実は、「あたりまえじゃん」と流してしまえるような軽いことではないのです。

そんな唯一無二の存在である自分を、今まで、案外、ぞんざいに扱ってきたなと気づいて、私は怖くなりました。


私はどんな形?

自分の形を充分に把握できていない状態で外を歩くのは、車両感覚を持たずに車を運転するようなものです。

知らず知らずのうちに、周りも自分も傷つけていた可能性が高いのです。


私は、もっと自分の形を知る必要があります。

そして、あなたの形も知る必要があります。


みんながお互いの形を知り、尊重すれば、この世の中はもっと安全に生きやすくなると思うのです。


私はどんな形?

あなたはどんな形?


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