FLAP製作風景【貼り場】
こんにちは!
工房スタッフ山田です!
今回も引き続きFLAPの製作風景を紹介します。
今回は全行程の中で最も重要とも言える
貼場の光景をちょっとだけお見せします!
この工程で【素材】から【商品】へと一気に生まれ変わります
まさに花形とも言える貼場スタッフは超ベテランばかりの職人揃いです!
その手さばきは【正確!早い!美しい!】
僕も研修で数か月入りましたが、スピードに全くついていけませんでした。いつ見ても見とれてしまいます。
FLAPは【タト】と呼ばれる技法で作っています。
ちょっとだけスキマが開いているのが見えますか?
このスキマがFLAPの折れ曲がる部分になります。
実はこのスキマの幅がすごく大事で1㎜でもずれるとうまく開け閉めできなくてなってしまいます。
職人さんたちはいとも簡単に正確なすき間をあけて貼っていきます。
しかもめちゃくちゃ早いです!
貼ったあとは折りまげてしっかりと撫でます!
これも簡単そうに見えてとても難しいんですよ
絶妙な力加減と指さばきが必要で、しっかりと折り目をつけてから折り曲げることでキレイなFLAPが出来上がります
十分に手で撫でた後は更にローラーで均一に圧力をかけていきます。
こうすることで中に残った空気が抜けていきます。
まだまだ終わりません!
ローラーを通した後はもう一度ヘラで四隅をゴシゴシ撫でていきます。
これでもかと言うくらいしっかりと圧着させます。
これで表面が完成!裏面も同じようにして貼っていきます。
こうして貼り終えたFLAPは
一晩こうやって重石を乗せて寝かせます。
こうすることでノリと紙がしっかりと馴染んでくれます。
次の日の朝、重石を外して一枚一枚確認するのが
ここ最近の日課で、ちょっと楽しみな作業でもあります。
以上!今回はFLAPの貼り場での工程でした!
工房スタッフ:山田