熱源|詩です
夜の海に火花が跳ねる
火種は乾いた木に移り住む
暴れて裂ける、火の粉を浴びる
照らされた頬は熱を帯びる
衝動にその身を任せて
鮮やかに立ち昇る
砂を喰う波、風下を避け
折り重なるたびに強さを増す
人は円になり火は取り囲む
手の内で轟々とうねる
燃え滓と灰を舞き上げる風
立ち昇る煙が目にしみる
行き場のない残骸が砕け散る
やせ細った土壌を焦がして
まばらに焼け跡が残る
静かに沈んでいく
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夜の海に火花が跳ねる
火種は乾いた木に移り住む
暴れて裂ける、火の粉を浴びる
照らされた頬は熱を帯びる
衝動にその身を任せて
鮮やかに立ち昇る
砂を喰う波、風下を避け
折り重なるたびに強さを増す
人は円になり火は取り囲む
手の内で轟々とうねる
燃え滓と灰を舞き上げる風
立ち昇る煙が目にしみる
行き場のない残骸が砕け散る
やせ細った土壌を焦がして
まばらに焼け跡が残る
静かに沈んでいく
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