まるでマッドゴッドの頭の中
ラップの刃部分で指をぱっくりいった。
切れた瞬間、これは・・・と指を確認するとさっくりいっている。やばい。
止血して病院へ。
治療を待つベッドの上、治療器具が乗った銀色の皿と台。医師と看護師の声。
仰向けの私の頭の中は去年観たマッドゴッドの内臓掘る掘るシーン。
まるでこれから開腹されるような絶望的な気持ち。ここのシーンの時計の音が未だに頭の中に残っている。最高。
マッドゴッドは想像以上にグロくて、飲もうと思っていた缶ワインも胸がいっぱいで開けることができなかった。
唯一、サイケデリックなカラーの生き物がミルワームをちゅぱっている場所に蜘蛛を放つシーンだけは平和で笑えた。
ピタゴラ死棒人間も愛おしいし、錬金術師のデザインもう最高すぎて震えた。
結局縫ってもらい、消毒に通う事に。
看護師さんが医師を呼ぶ際、「・・・ラップさんです・・・。」と、小さい声で言ってましたけど聞こえてますはい。
あだ名を付けてもらい嬉しい。