【HRコラム#18】Willの原石はMustとCanの中に
こんにちは!HRチームの中島です。
今朝、起きて窓を開けると季節を感じました。季節の移ろいを感じる感覚を失っておらず、ホッとしています。一番好きな季節は?と聞かれたら迷わず「秋」と即答します。芋、栗、かぼちゃ、そして新米。食べることが大好きな私にとっては、日々食べたいものが渋滞する季節がやってきました(シアワセ)。
さて、今日のコラムは「Willの原石はMustとCanの中に」をテーマにお届けしたいと思います。
あなたにWillはありますか?
私にはあります。この1年半の間に、自分でも信じられないほど増えました。我ながら欲深いというか、夢見がちというか、猪突猛進というか、自分らしいなと思います。幼い頃、母から「あなたは夢見る夢子ちゃんね」と言われたことを思い出しました。本質はそう簡単に変わらないようです(笑)。
今ではWillがたくさんある私ですが、2年前は、ほとんどないような気がしていました。Willを聞かれても、ない人もいる。仕事は一生懸命やってるし、毎日楽しく生きてるよ。と(内心)思っていました。
Willがある人が「優」でWillがない人が「劣」ではないです。決して。
この一言で集約されるのですが、WillがあってもなくてもみんなOKです。この先、急に現れるかもしれないし、一生現れないかもしれない。
そもそも、明確なWillがなくても目の前のことに精一杯取り組みながら、自分の道を切り開いていく人もいると思います。
私個人の意見ですが、簡単にWillを見つけられる人の方が少ないのではと感じています。もちろん、幼い頃から夢を持ちかなえる人、就職活動で明確な自分軸をもってやりたいことを見つけていく人もいます。
しかしながら、さまざまな経験やターニングポイントとなる出会いを経て、これまでの人生の振り返りができるくらいのタイミングで「あ!これがずっと自分の心でひっそり温めていたものかも!」とゆくゆく気づく人の方が多いのかもしれません。かくいう私もこのパターンでWillを見つけられました。
最近、メディアで「人生100年時代」、「VUCAの時代」など自律したキャリアの在り方などに関わる記事を見かけることが多くなりました。自分の理想のキャリアをかなえ、キラキラしている人のインタビューなどを見ると、焦る気持ちになるのもとても共感できます。
確かに、キャリア自律はこれからの時代の変化において、必要となると想定はされますが、焦る必要はないです。
組織に所属するキャリアコンサルタントとして、メンバーの自律的なキャリア形成を支援している私ではありますが、小さなキャリアの芽を育てていくお手伝いを長期的スパンで継続していきたいです。
Must(やらなければならないこと)とCan(できること、強み)への理解を深めよう
Mustがない人はいないと思います。自分のMustに向き合い、その過程でCanが増えていく。すると「これもやれるようになりたいかも!」と思えること、これこそWillだと思います。
Willの原石はMustとCanの中に隠れているのかもしれません。
焦らず肩の力を抜いて、周りの景色を楽しみながら、MustとCanの理解を広げることから始めてみませんか。
次のコラム(9月27日予定)もどうぞお楽しみに☆