【転職活動①】そうだ、障害者雇用で働こう
社会人5年目の夏、ふと思い付いた。
「ADHDの診断があるのだから、障害者雇用で働くことができるのではないか」
当時私は転職を考えていた。
しかし、短期離職を繰り返していたため既に3社目。アピールできるスキルもない。
そんな私を採用してくれる会社はおそらくベンタブラックだろう。
そしたらまたすぐ辞めてしまう。
そこで思い付いたのが、診断を受けていたADHDという発達障害を利用することだった。
新卒から健常者として働いてきたが、適応障害で休職経験がある。
障害者雇用なら無理なく働けそうだ。
また、障害者雇用を義務付けられている会社はある程度規模が大きい会社である。
ということは、健常者としてでは決して採用されないであろう大企業で働くチャンスがある。
さらに、障害者雇用の転職エージェントが存在することを知り、ますます障害者雇用に興味を持った。
思いきって主治医に
「障害者雇用で働きたいので、手帳を申請したい」
と伝えてみた。
これもおかしい話である。通常は病状を見て医者から患者に申請を薦めるだろう。
だが、意外にも主治医はすんなり承諾し、必要な書類準備してくれた。
後日役所で申請手続きをして、申請の控えがあれば転職エージェントを利用できることが多いので、転職活動を開始した。
申請から1ヶ月、無事、障害者手帳3級を取得することができた。
そして、当時働いていた会社より従業員数が250倍の会社から内定をもらった。なぜか年収も上がった。
転職を考えてからここまで3ヶ月。
このエピソードだけで私の衝動性がとても強いことが伝わったのではないだろうか。