【転職活動⑥】障害者でも正社員で雇用されたい

障害者雇用であっても、やっぱり正社員がいい。
なにわがままを言っているんだと思われるだろうが、いつ契約が切られるかわからない不安を持ちながら働くのは避けたかった。
また、一度契約社員として働くと再度正社員になりたくても難しくなると聞いたことがあるため、正社員にこだわっていた。

しかし、現実はそうもいかない。
厚生労働省の「令和5年度障害者雇用実態調査」によると、発達障害者の正社員雇用率は36.8%だ。
転職エージェントから紹介されたなかで正社員と書かれた求人はゼロに近い。

障害の有無に関わらず、面接だけでその人の全てをチェックすることはできない。
面接では良い人材だと思ったのに、採用してみたらあまりにも仕事ができない、雰囲気を悪くする言動をする、欠勤が多い等々、入社後に発覚することもあるだろう。
これは持論であるが、障害者は健常者よりこのような事故が起こるリスクが高い。

見抜けずに採用して既存の社員に負担がかかり、その結果退職者が続出しては困る。
かといって会社は労働者を簡単にはクビにすることはできない。
だからこそ、なにか不利益があれば契約を切れるようにしたいのだろう。
私はあまりにも周囲からの視線を気にするのでこのような推察をしているが、単純にまかせられる業務に限りがあることや体調面での懸念事項が多いことから契約社員にしているのだろう。

転職エージェントに正社員が良いことを伝えると「雇用形態にこだわらないで、自分に合う仕事内容で選ぶべき」といわれた。
ぐうの音もでない。
そこで、契約社員であっても、正社員登用制度があり、正社員になるための条件が明確になっている会社を選んだ。

転職活動をしていて契約社員には、3つの種類があることを知った

①ずっと契約社員
②「正社員登用制度あり」と書いてるだけで実はずっと契約社員
③本当に正社員登用がある契約社員

②と③を見分けるコツは面接時に「正社員を目指したいのですが、正社員になるための条件はありますか?」と質問すること

この質問に対して、「正社員になるためには◯年目から受験可能な試験がある」みたいに教えてくれれば問題はないが、「いま議論してる最中」とか誤魔化されたらずっと契約社員の可能性が高い。

将来的に正社員になれる見込みがあるなら、契約社員であっても妥協できた。
転職は現実を突きつけられることが多いが、自分にとって受け入れられるラインを見極めことが重要だ。


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