神田たまごけん創業の地⑤ 〜東池袋店オープン→神田店閉店へ〜
2019.4.7
順調だった東池袋店のオープンでしたが、、
一方で創業店の神田店は、徐々に勢いを失っていきました。
まず私が東池袋店にも出勤するようになって、その間神田店は休みがちになりました。
(主要メンバーを東池袋店に移してしまったため)
そこで、その頃まだ東京にいた神田店創業メンバーである小平(長野のラーメン屋)を再び呼び寄せ、彼に店を任せる事にしました。
夜は元々お客様が少なかったため、「店を見る代わりに好きにやっていい」という事で、自分の好きなラーメンを提供していましたねw
その頃一番大変だったのは、デミグラスの仕込みです。
(当時は全て一から仕込んでいました)
東池袋は忙しかったため、神田店でまとめて仕込んで、週に2〜3回私が電車で運ぶという面倒なことをやっていました。
デミグラスの仕込みは3日間かかるため、2店舗分を仕込んで運ぶのは非常に大変な作業でした。
そんな矢先、、
東日本大震災が起きました。
東池袋店オープンから約1ヶ月半後の出来事でした。
当時私は神田店にいて、仕込んでいた大事なデミグラスソースが盛大に溢れた事をよく覚えています。
その日はそのまま神田店は閉店して、徒歩で池袋までたどり着いた所、東池袋店は普通に営業していましたw
流石は新築ビル。
スタッフはそれほど大きくは揺れなかったと言っていました。
被害も特になし。
ですが、翌日からは売上が少し下がっていきました。
神田店の状況は更に深刻でした。
自粛ムードが漂い、頼みの夜の貸切がほとんど無くなり、売上が激減しました。
それから約3ヶ月。
2011年6月
そのまま売上が戻る事なく、惜しまれながら創業の神田店は閉店しました。