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夢の芽/あんでれれの畑②
前回の続き、夢の芽について。
高校生の頃やっとのこさできたタネは
『誰かの為になりたい』ということだった。
具体的に地球環境の為に何かができる人になる
というのが高校生の頃の夢だった。
進学などできないと思っていた大学で
大きなトラウマになることがあった。
翌年から休学することにした。
休学中に名刺を頂いていた尾崎零さんの
畑に行ってお手伝いをすることにした。
畑作業が好きになり、
研修はできないかとたずねたところ、
『スモールファーマーズカレッジ』を紹介される。
休学期間中にスモールファーマーズカレッジに
14期生として通うこととなる。
大学中退と同時期に
『アルガママ農園』を立ち上げる。
当時、フリーランスで畑を借りて
野菜を作って売る仕事だった。
ある人とのトラブルによって
精神病になり、入院することになる。
『あんでれれの畑』になったのは、
恩人との再会が起因している。
入院中に何度もその恩人の事を思い出すような
体験が沢山あり、思い出が沢山蘇る入院だった。
退院後にスマートフォンが使えるようになり
Facebookで検索してコンタクトをとってみると
返事があり再会を果たしたのである。
『あんでれれの畑』の屋号にするのは
その恩人の案である。
才能豊かなその恩人は自分とは歳が離れていて
50代であるが、友達であって親友である。
今は畑の返却と共に廃業した。
誰かの為になるということが
達成出来ているかはわからないけれども
やりたい仕事が出来ている。
そう思うと躓いてひん曲がって
良かったのかもしれないなと思う。