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心理学 プラシーボ効果(偽薬効果)
"プラシーボ効果とは偽薬効果という名前で呼ばれることもある心理学用語です。偽薬という表現からも分かるとおり、科学的には効果がないとされるような薬であっても、人間は他人から効能があると言われて使うと、本当に病気から回復してしまうことがあります。
こんな不思議な現象がなぜ起きるのかについては様々な説がありますが、ベン・シャナン博士の研究では健康に良い、疲労回復効果があると説明されたものを入手することで、脳の報酬中枢が刺激されこれが免疫系を活性化させることから本当に体調が回復するのではないかと説明されています。
プラシーボ効果は人間の好奇心を刺激することもあってか、とても多くの実験が行われてきました。その中には上記のベン・シャナン博士の説では説明できないようなものも含まれています。
代表的なのは味に関する実験です。被験者に対してまったく同じ味のお菓子をAは1000円、Bは1万円のものとして出すと多くの人がBの方が美味しいと感じるそうです。"