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心理学 クレショフ効果

"心理学用語のクレショフ効果とは、複数の画像が並べられたものを見ると、人は繋がりや物語性を認識することをいいます。全く内容的に無関係の画像であっても、人は勝手に関連づけて考えたり、物語があるものだと思い込む性質を持ちます。

クレショフ効果の由来は旧ソ連時代の映画評論家、レフ・クレショフの名前です。クレショフは実験で、俳優の無表情な映像とその前に異なる3つの映像を並べました。

無表情な映像は共通ですが、スープの皿や棺の中の遺体、ソファーに横たわる女性と組み合わせて提示されています。その結果、映像の組み合わせにより、見た人の解釈は大きく変わることが分かりました。

いずれの組み合わせも内容的には無関係ですが、クレショフ効果によって認知バイアスが確認され、今ではCMや広告などの分野で応用されています。
人物に結びつけたい写真や画像を用意すると、その対象を魅力的に見せたりブランディングすることも可能です。

悪用厳禁ではありますが、心理学的に使えるテクニックですから、ビジネスや恋愛といったことにも応用できるでしょう。"

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