「デブ界のヤセ」と「ヤセ界のデブ」の間で
元気にしてた? 煮魚だよ!
今朝は初めて、近くの公園のランニングコースを1周、走ってみたよ!絶賛ダイエット中だから散歩はよくしてるんだけど、長く走ったのは十数年ぶりとかかな?
煮魚は身長158センチ、体重は現在62キロなのね。今まで63キロの壁があったんだけど、ここ2カ月でするする体重が落ちて、時々61キロ台になることもあるくらいまでになったよ!
ここで、「身長158センチ体重62キロ」をどう見るか、ってことになるのね。客観的に数値だけで見ると、BMI25なので、ぎりぎり軽度肥満に入るかなってとこ。今買ってる服はLサイズだし、煮魚は巨乳なもんだからトップスはLLから3Lになっちゃう。あと、話それるけど、虚構新聞の誤報ネタでかぼちゃのワインの話があったのね。あれは昔の漫画が元ネタなんだけど、その漫画のヒロインの子って体つきが大きいからって理由で「L(エル)」ってあだ名だったんだよね。今の時代的にはアウトじゃんね。でも、エルって言われてもニコニコして自分を受容してたから、エルは春助にも好かれたんだよね。ああ、また観たくなっちゃった。アニメ好きだったんだよな。
安定の脱線。話を元に戻すね。
煮魚、10年前の体重は80キロくらいだったのね。その理由は、煮魚が巨乳だってことにも起因するんだよね。煮魚の元夫は、よく「お前の取り柄は乳がデカいだけ」って言ってたの。独身時代から胸が目立つ事を言われる事はあったけど、結婚後はそういうのも無くなって安心してたとこに、結局そこ??ってなっちゃって、さすがにめり込んだよね。で、妊娠すると太るじゃん?で、そうなると「巨乳の女性」じゃなくて「妊婦」って見られるようになるのね。で、そのまま痩せないでいると「太った人」って認識されるようになったの。で、そうなるとすっごく楽なのね。誰もおっぱいデカいって言わないんだもん。私を見ても、デブだとしか思わないの。幸せだったよね。で、しばらくそのままの体重に安住してたのね。当時の夫は、すごく文句言ってたけど。話が違う!って。でも、ざま―ミロって思ってたから、それもあって太っている状態がすごく心地良かったんだ。
でも、ある日ふっと、思ったんだよね。離婚して働きに行くようになったとき、制服入らなかったらやだなあ、って。何故だか当時、働くなら制服があるところって頑なに思ってたもんだから、それを考えた時愕然としたんだよね。で、タイミングが合って深夜のコンビニ配送工場で働き始めたの。作業服ならサイズ大きいのあるだろうって思ったし。最初は夜勤帰宅後に食べてたから更に増量したんだけど、ちょっとしてから帰宅しても食べないをマイルールにしたらするすると痩せてきて、5年で15キロ瘦せたのね。夜中の仕事が肉体労働で、必然的に消費カロリーが多かったのも幸いしたんだと思う。で、そうなると嬉しくって、かわいい服とかかわいい下着とかを買ってみるようにして。加えてボーナスでケノンを買って、脱毛にも励んだよね。ところがそれを、当時の夫は浮気してるって思ったらしくってね。それで離婚決意は更に固まったわけだけど。腋毛ないツルツル―☆っていう自己満足で幸せになれるのに、それを誰かに見せるためにやってるんだ、と思われたことに失望したのね。他者から認められたい欲求は、既に元夫によって粉々に砕かれてたから、せめて自分が満足できるようにって心境になってたのに、それにも気付いてなかったんだろう。
で、一時期は59キロまで痩せたけどその後の離婚のゴタゴタでまた66キロくらいまで戻ってね。今は引っ越しも済んで落ち着いたから、やっとダイエットseason2に突入できてるんだ。20代前半の煮魚の体重は50キロくらいだったから、そこからするとまだ激デブの範囲ではあるんだけどさ。
一度80キロなんていう体重を体感してると、62キロの今は、羽根が生えたように身軽に感じるんだよねwたとえXLだったとしても、ユニクロとかGUに入れることの幸せよ。以前は入る服が無いって分かってるから視界にすら入らなかったよね。カクテルパーティ効果ってやつ?ちょっと違う?
でさ。ここからが問題なわけよ。以前の煮魚は「大きいサイズコーナー」の住人だったのね。で、どんどん痩せていくにつれて、大きいサイズコーナーの中でも自分に当てはまるサイズが少なくなってきたの。で、ついに普通の服コーナーへデビューじゃん!でもね、今度は普通の服におけるMAXサイズだから、何気に競争率高くて手に入りづらいのね。
そして、僕は途方に暮れるわけよ。
そこでタイトルに戻るんだよね。煮魚は今まさに「デブ界」と「ヤセ界」の間でふるふると揺れているの。心情的には、デブ界に戻りたい気持ちがいっぱいなの。でもそれを許さないのは、健康上の理由。年とってきたからか、膝が痛いのね。で、整形外科に行ったら「どんな薬よりも、膝のためには痩せるのが一番です。3キロ痩せたら膝への負荷は9キロ減ります」って言われたよね。そういう理由で、気持ちはデブ界に惹かれつつも、健康のためにヤセ界へ突進する決意を決めたんだ。今はおばちゃんになったから、巨乳の煮魚を見てもムラムラする人はいないしねw
BBAになると、ジェンダーから離れて自由になれるんだ。だから年を取るのがうれしくなってる自分に気付くよ。
自分がグレーゾーンにいるとき、どっち側?って考えることはよーく、ある。動物と鳥の戦争の物語の中の、コウモリみたいな感じかな。もっとコスモポリタンな考え方ができればいいんだろうけど、目標設定をするときには、視野を狭めた方が良い時もあるんだって感じてね。そんな訳で煮魚は、デブ界からヤセ界にお引越しをしようと思ってる。このメンタルは、鶏口牛後に通じるんだろうね。鶏でも牛でもどっちでもよくて、視点の変え方が重要。体重は変わんないんだけど、気持ちのお引越しね。開けた視界の先に、健康とおしゃれな服が待っているのを期待して、がんばるじゃん。