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師走って、 4冊目。
「日記が無い!日記が無い!」
出掛け前の私は叫びながら焦っていた。
今年からつけている日記がある。
A5サイズのLIFEのノート。
なるべく毎朝、ページを開いたその時に思うことだけを書き捨てる日記。ストーリーの全体や、残しておきたい記録などに固執せず、ただその時の気持ちを書き捨てる、というのがこの日記。
自分で決めたルールながら、これがなかなかよくて。毎日は続いてないし、朝じゃなくて昼になる時もあるけど、なんだかんだ自分のバランスを取るために役立ち、気持ちよく続いている。(この日記については、またいつか別途noteにも書きたいと思っている。)同じノートを買い足して、もう4冊目だ。
そして今朝、外出にあたり、出先でこの日記を書こうと思っていつもの棚を見たところ、日記帳が無いのである。
あれ〜無い!
1,2,3冊目まで仲良くならんでるのに、4冊目が無い!
え?!昨日ここで書いたばっかりなのに。
考えられるところ、机の隅や鞄の中や、ティッシュケースの上、クリアファイルの中、なんでも入れ、毛糸の中、積み上げ資料の間……思い当たる箇所を探す。我ながらなんでそんな所に置きそうなんだよと思うけど、その予想のどこを探しても、無い。
「無い!無い! ねぇ、私の日記、どこに持ってった?」と夫に問う。(無くしものは夫に罪をなすりつける事で一緒に探して頂き、だいたいが夫の冷静な目により発見される事が多い。)
えぇまたぁ?俺触ってないよ〜と言いながら、私の机へ。
夫「どんな日記帳なの?」
私「これこれ、このLIFEのノートの。」
夫「え、じゃあそれじゃないの?」
私「ちゃうちゃう、これは3冊目。ほらここに過去の1冊目、2冊目、3冊目って揃ってて、4冊目が無いだよー」
夫「ん〜〜?」
私「ん〜〜3冊目までここに揃ってんのになぁ〜〜」
…と3冊を並べる私。
あれ?
あらら?
3冊目の、この角の曲がり…
もしや……
パラリ
あ、
ほーーー
そっかぁーーー
3冊目の終わりに空白のページを見つけた私。
私「…ごめん、4冊目じゃなかったわ…」
気づいた方もいらっしゃるかもしれないが、日記は3冊目が最新だったのだ。
ちょうど昨日書きながら「あ〜もう少しでこれも終わるなぁ。年内に4冊目かもなぁ」と思ったのだが、その、次が4冊目、の「4冊目」の方だけが記憶に残ってしまったらしい。
結婚何年目?とか聞かれて数えてると、今が10年経った時なのか、今10年目を過ごしているのか分からなくなる事、ありませんか? アレです。
まだ見ぬ4冊目を探して慌てた朝。
3冊目の白いページが、なんだか恥ずかしそうにこっちを見ている。
「まだ見ぬ未来のことばかりに悩んでないで、今を見よ」とよく言われるが、まさに、と思う。
まだ開いていない次のステージの中であたふた探し物をしていると、まだ自分はひとつ前のステージなのであった、という感じ。この例え、全然分かりにくいな。
なんていうか、12月。
最近、頭は年末と来年の予定でドタバタしていたけど、今は12月の10日なのだ。
師走ってるなー私。
などと妙に納得して、夫にすんまへんと言って、そういう事もあるよねと慰められて、角が曲がった3冊目を鞄に入れた。いってきます。