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アンドシノワーズに行った日。andCURRY日誌➖20241015

週初めは仕込みから始まる。この日は高知と千葉から落花生が届いたので、たくさん茹でてむいた。茹でたてが最高に美味しいので、何個口に運んでしまったかわからない。水曜からは落花生チキンカレー、金土日は落花生とトマトカレー、来週も落花生ウィークが続きそうだ。

原価が爆上がりしているので、価格改定を行った。それに伴い、メニューの数字を変えなければならず、ついでに挟み込んでいるこだわりページや食べ方ページもアップデートすることに。資料を作成するのは結構得意。サラリーマン時代に死ぬほど企画書を作ったので、昔を思い出しながら、シンプルながらも見やすいメニューが完成した。これからどんどん見やすく楽しくしていくので、よかったらカレーが来るまでの待ち時間、メニューの冊子をじっくり見ていただけると嬉しい。

経理業務とメニュー表の作りかえで事務作業をたくさんやった。細かいところの掃除もきちんとやって気分よく今日はごはんを食べにいく!
楽しみにしていたごはん会があるのだ。

ご近所に住むまゆこさんにお誘いいただき、台東区にあるアンドシノワーズへ。16人で貸切にしたということで、うちからはさゆりとおさよも参加した。知らない人も多いので人見知りのわたしが出てきそうになったが、お酒と美味しいごはんの力で、気づいたら饒舌になっていた。ドレスコードをまゆこさんが「パーティー」と決めていたので、普段の生活ではなかなかきれてなかったmameのワンピースを引っ張り出して、袖をひらひらさせながら向かう。みんな思い思いのパーティールックでとても素敵。

アンドシノワーズはめちゃくちゃ久しぶりの訪問。以前は神保町の時に伺った。フランス領だったベトナムで独自に発展を遂げた、フレンチベトナミーズの食文化を研究されているお二人が作り出す料理は、ハーブがたっぷり。ミントやレモングラス、パクチーなどなど。見渡す限りまるでハーブ園の緑のお皿も、ごはんと合わせると初体験の食べ心地で、病みつきになる。ハーブの上に白い粉がかかっていて、何だろうと聞くと米粉だそう。豊穣を祈ってかけるのだそうだ。味が美味しいからとかじゃなくて、おまじないの意味を込めて乗せることに色気を感じた。バナナの蕾は茗荷のような食感と味。噛むごとにいろんなハーブの香りが鼻を抜け、合法的にたくさんの草を味わった。ああやっぱりええわ、アジア料理。

ごはんを食べるのが好きだ。嫌いな人なんているのかな、と思っていたのだけど、興味がない人が思いのほかたくさんいるのだなと最近気付いた。食べることが人生の喜びの大半を占めるわたしには、なかなか理解し難いのだけど、食べることが億劫で、何を食べたいかもよくわからないという人がいるらしい。こちとら、一食も無駄にしたくなくて、納得いくものが食べたくて、意地でも美味しいものをと、毎日目を皿にして過ごしているのに。だからこそ、こうやって美味しいものを一緒に食べに行こうと、誘ってくれる友人がいることが嬉しい。お腹も心もいっぱいになって、酔っ払って大変良い気分で家路についた。

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