付箋だらけのFRYDAYCURRY。andCURRY日誌➖20241021
びっしりと付箋が貼られた『FRIDAY CURRY』を見た。2021年に出たand CURRYのレシピ本だ。こんなに使ってくれているという証だし、なにより著者冥利に尽きる。
青森県十和田市にある、TSUNDOKU BOOKSさん主催の料理教室「TSUNDOKU Cokking Club」がスタートし、光栄にもその0回目講師に選んでいただいた。事前に打ち合わせをして、ずっと楽しみにしていたのだ!
早朝の新幹線に乗り込み、十和田へ向かう。隣にはいっちゃん。七戸十和田駅からバスに乗り到着。6月に来て、2回目の十和田。高鳴る胸の鼓動〜
TSUNDOKUオーナーのりさちゃんと合流し、料理教室の準備をした。おさよも合流しごはん&お茶などをしているとあっという間にスタート時間に。
そこからはもう怒涛の二時間半。
月曜の夜に集まってくれた皆さんに出来る限り、スパイスカレーの楽しさを伝えたくって詰め込み系レッスンをした。
多くの場合、レッスンを作るのは、講師だけではない。参加者の皆さんの反応ひとつひとつがとても大きな要素なのだ。わたしの手腕でぐっと心を掴み、楽しいひと時を過ごしてもらいたいけれど、講師だけのちからでは限界がある。質問の口火を切ってくださる方や、味見をした時の大きなリアクションがめちゃくちゃ助けになるんです。
今回の十和田開催のレッスンは、皆さんの後押しがあって、わたしもノリノリで話せた。そして何よりりさちゃんと、りさちゃんのお兄さん一家があったかく迎えてくださって、手厚くフォローをしてくださったおかげですごくいい時間になった。みんなで作り上げたレッスン本当にありがたい。それにしてもいっちゃんはとても自由で、自己紹介をするわたしの隣にしれっと立っていたり、レッスン中もなぜかど真ん中にいたり、大いに和ませてくれた。
参加者のお一人に冒頭の付箋だらけの本を持つ人がいた。聞けばTSUNDOKUBOOKSの店舗設計士さんで、りさちゃんが本を勧めたところ、料理初心者ながらカレー作りにハマってしまったというのだ。これまで作ったカレーと、これから作りたいカレーのページに付箋をつけていて、なんならアレンジも加えてオリジナルカレーを生み出しているとな!さらに本の中で冷凍保存推奨しているカレーベースがもう4回分もあると。
料理をしなかった人がカレーにハマってしまって、たくさん作り出しているのを見聞きすると、and CURRYを始めた頃の自分を思い出す。味噌汁すら十分に作れなかったわたしが、作りたいカレーがあるから、と、イカを捌いたり、聞いたこともない野菜に手を出したり、そんなことをしている間にカレー屋になってしまっていた。あの頃からカレーを作る楽しさは色褪せないし、もっともっとと思うばかりだ。このエバーグリーンな楽しさを直接、伝えられるレッスンの時間はわたしにとってすごく貴重で、りさちゃんと一緒にこの時間を作れたことが本当に嬉しい。
本を3冊出して、それぞれとてもいい本だ!と思うのだけど、いっぱい良さがあって伝え切れてなくて、もっと伝えていきたいね、とりさちゃんと語り合った。今回はその第一歩だったな〜と東京に帰ってきてますます思う。皆さんのおうちでand CURRYの本があって、カレーを作ることでちょこっと生活が豊かになるといいな。
それにしても2回目の十和田、やはり楽しすぎて最高。年に2回は必ず来たい。そのくらい、最高。