努力の向こう側に結実があってほしい。andCURRY日誌➖20241113

朝から仕込みをして、週初め、水曜日の営業がスタートした。今日は新生姜と鯖のカレーが人気。お客さまが帰り際に「鯖がふわふわで美味しかった！ちゃんと捌いているのがわかったよ。」とおっしゃってくださった。照れ隠しで「バレました〜？」なんて答えたのだけど、自分の隠れた努力を気づいてもらえたのが結構嬉しかった。

努力。努力って難しい。
わたしは多分人より少しだけ努力する才能があると思う。あると思うんだけど、努力の方向が間違ってたら本当に意味がない。地図を見てると、自分がどっちを向いてるかもわかんなくて、よく反対方向に行ってしまうのだけど、そういう感じ。どんだけ頑張っても、努力する方向性が間違ってたらそれはただの骨折り損だ。努力の向こう側に結実があってほしい。できれば直線距離で。

もう7年ほどお世話になってるガー様と、夫、いっちゃんとの4人でごはんを食べた。ガー様にはわたしがand CURRYをやるにあたって、いろんなことを相談に乗ってもらって、あらゆることを手伝ってもらってる人だ。天風さくちゃんと並ぶ、and CURRYの歴史になくてはならない人。
昨晩もいろんな話をして、「もっとわがままでもいいんじゃない？」と檄を飛ばしてもらった。出会った時はもっとめちゃくちゃだった、あの頃より丸くなってんじゃないか、自分のやりたいことより、期待されているだろうことに寄せていってるんじゃないの、と。正直、わたしは自分でもわからない。やりたいことは心の真ん中にあるんだけど、目の前に大なり小なりいろんな障壁が次々と現れて、一個ずつクリアするのに必死で、もう、現在地点もよくわかんない。俯瞰する時間も気力もない。手首も痛いし、左肩も痛い。毎日眠いし、家もぐっちゃぐちゃだし、思うように売上も伸びないし、でも毎日カレー作れて、みんなと働けて楽しい。白い紙の上にぽとんと墨汁を落として、じわじわそれが広がっていくように、やりたいことが広がっていけばいいのにねぇ。わたしのやりたいことは、紙の外にあるみたいなのだよ。じわじわ広がっても、そこにたどり着く頃にはもう自分の姿形は無くなってるかも。そんなの嫌だ〜うわ〜ん泣きたい。だから、できれば、努力の方向を指差してほしい。あっちだよ、あっちにあんたのほしいものがあるよ、今のままだと遠回りだよ。きっとガー様はわたしが努力する方向を教えてくれるのだけど、でもその前にわたしがどこに行きたいか、ちゃんと伝えないといけないんですね。それも踏まえて、もっとわがままでいいんじゃないと。奥が深すぎて、溺れそう。まだまだ必死で足掻いていきたいと思えた夜だった。