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気が合う二人。andCURRY日誌➖20241222

眠れなかった。

わたしがいつも寝ている場所に、夫が寝ていた。いっちゃんを寝かしつけてそのまま寝落ちしてしまったようだ。うちはダブルベッドとシングルベッドをくっつけて、いっちゃんを真ん中に、3人で川の字になって眠っているのだけど、一番手前のわたしの場所が埋まっていたので、一番奥の空間で眠ることにした。慣れない場所なので、なんだか寝付けない。ももこを捕まえて一緒に寝てもらった。ももこの寝息を聞いていると、安心する。眠れそう・・・そう思った瞬間、ももこはガサガサとわたしの上を飛び越えて、布団から抜け出し、どこかへ行ってしまった。また眠れない。

うつらうつらしているともう起きる時間。
4時半。

真っ暗だし、星も月も輝いている。寒い。
でも行かねばならない、今日はモーニング営業だ。

冬のモーニングが一番堪える。5時過ぎから一生懸命準備をしたけれど、ランチの仕込みまではできず、モーニング営業をスタートした。
モーニングの平和な空間が好きだ。光もよく入る午前中がキッチンの一番美しい時間帯だし、そこにパンケーキの焼ける香ばしさが漂い、百点満点の空間になる。今日は参鶏湯がめちゃくちゃよく出た。いつもの2倍は出た。寒い日に食べるのいいよね、参鶏湯。お腹の中からポカポカになる。寒い時はもうちょっと多く仕込むぞ、と心に誓った。

ランチの準備を大慌てでやって、みんなにひきついで、わたしは帰宅。今日は待ちに待ったクリスマスパーティーの日だ。いっちゃんの唯一のお友達家族がうちに遊びに来てくれる。いっちゃんはこの日を楽しみに待っていた。わたしは急ピッチで家を最低限に整え料理を作り、夫はケーキを受け取りにKITINさんへと向かう。いっちゃんは、まだ来ないかな〜?もうちょっとかな〜?とわたしに圧をかけてくる。ぐぬぬ、しばし待たれよ!と何度もこのやりとりをする。

そして約束の時間。大好きなお友達といっちゃんは並んでごはんを食べ、たくさん一緒に遊んだ。プレゼント交換をして、大きなお揃いのリボンをつけ、お揃いのカラーペンで塗り絵をし、大切な時間を共にした。親同士もビールを何本も開けたし、わたしは料理をたっぷり作れて、それを美味しいと食べてもらえて楽し、嬉しかった。

いっちゃんは普段、保育園で友達ができないといつも嘆いている。
突飛な設定のごっこ遊び(例えば、プリキュアポケモンごっこなど)を好んでいるいっちゃんなので、みんなついてこられない、というのが理由なのでは、と母は踏んでいる。今日来てくれたAちゃんは、去年まで同じクラスで唯一その設定に乗ってくれる子だったのだけど、隣町へ引っ越してしまい転園したので、離れ離れ。だから今日は特別な時間だった。二人は本当に気が合うみたい。「気が合う人がいる、というのは、人生において、結構大切なことだよ。」二人が一緒に遊んでいる姿を見て、心の中で呟いた。

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