見出し画像

10月が終わった。andCURRY日誌➖20241031

朝、玄関で靴を履いて「行ってきまーす!」という直前に、朝ごはんを食べていたいっちゃんが火をつけたように泣いた。びっくりして靴を脱ぎ捨て、駆け寄ると、指を差し出し、さらに泣き続ける。どうしたの!というと、「噛んだ・・・」。パンと一緒に自分の指も噛んでしまったようで、痛くて泣いていたのだ。なんと不憫な子なの。目からこぼれる涙がめちゃくちゃ綺麗で、泣いている我が子をよそに、写真を撮ってしまった。いつも笑かしてくれてありがとう。

10月が終わった。

もっとこう、月が終わる時は派手に終わってくれないもんかね、と常々思っている。花火が打ち上がったり、全員とハイタッチしたりさ。静かに10月は終わり、そしてまた静かに11月が始まる。

営業職についてたいた時は、月末には必ず締会というものがあり、月間の営業数字の共有が行われていた。大幅達成した人のスピーチなどもあり、なんだかんだ派手に終わっていた。だがしかし、翌月はあっけなく始まり、また0からの予算をどう積み上げていくかを考える。それが仕事、なのだが、そのあまりにも唐突で、突然で、余韻のなさに途方に暮れ、営業を辞めた。

カレー屋になってからは途方に暮れる間も無くずっと走り抜けてきた。今も道中である。一体ゴールはどこにあるんだかわからないけれど、心を通わせている生産者さんたちと、信頼できる仲間と一緒にカレーとお店を作っているので、割と幸せです。


月末なので関係各所に支払いをし、銀行にゆくなどの経営関連の仕事をした。本当に雀の涙だけど、賞与も出せた。10月からの新らしい期は経営者らしく、しっかりと数字を見ていくという、まるで会社設立4年目とは思えないほど初歩的なことをきちんとやってみようと思う。売り上げを上げていく、だけだったらまだなんとかできそうな気がするけど、管理をしっかりしていく、というのはちょっと本当に苦手だ。みんなどうやってやってんだろか。すごいな。

さて。この日誌を始めてから3ヶ月が経とうとしています。毎日書いてる〜頑張ってる〜ただ、書いていると苦しくなる時もある。自分の文才のなさが明らかになって、素敵な出来事も全然表現できなくてもどかしい。それでも絞り出すように書いている。

なんの変哲もないカレー屋の毎日を綴ってる日誌だけど、意外と見てくださってる人がいて嬉しい。でもみんなそろそろ飽きてきたんじゃない?誰も見なくなってもわたしはとりあえず書き続けようと思う。元々、誰に頼まれてもないし、望まれてもいなくて始めたんです。未来の自分のために、今日、考えたことなどを記して、いつか見返して、あの日楽し買ったね、なんて、思えたらそれが最高なこの日誌の存在意義だね。


いいなと思ったら応援しよう!