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日誌継続中、強く生きよういっちゃん。andCURRY日誌➖20240902
本日もおやすみ。大阪で借りていた厨房の皆さんにお礼を言いに行った。
今回は玉ねぎを炒めたカレーのベースを東京で作り、クール便で送って、大阪で仕上げた。香りを失わないためにパウダースパイスを加える工程からは直前にやりたいのでこの方法をとった。お借りできていなかったら、直前での作り足しもできなかったし、フレッシュな状態でのカレーを提供できていなかったので、本当に感謝している。
このお礼をもって今回の阪神百貨店でのイベントは全て終了!
9月にも入ったことなので、このおやすみ期間を充電期間とし、次なる山へ登ろうではないか。
さて、この日誌、1ヶ月継続しています。
毎日1,000文字というのはなかなか大変だけど、もうわたしの日常の中に溶け込んでいて、書かずに寝てしまった日はなんだか居心地が悪く、朝起きてすぐに書いている。
読んでるよ、という声を自分の想像しているよりも多くいただき、しかも読むのが毎日の日課だよと言ってくださる方もいて、ますますやる気がみなぎる。
わたしは『横道世之介』という小説がとても好きだ。主人公の世之介が大学入学のために長崎から上京し、その1年間を描いた作品。何度も読むほど好きな理由は、何気なく過ごした1日が、人生のターニングポイントだったり、些細な出来事が未来の自分を作っているのだと実感する瞬間が描かれているからだ。
朝起きると自分が一体誰で、何をしているのかわからなくなる時がある。過去はなくて、あらかじめ用意された設定をインストールして、今日を自動的にスタートしているのだ、と言われても信じちゃえるくらいに、積み重ねた日々の手触り感がないのだ。ちょっと怖くなる。
そういう時はももこを撫でて、落ち着く。落ち着く方法の一つにこの日誌も加わった。わたしがその日どんなことを感じて生きていたのかを書くことによって、未来の自分に自信をあげられている気がする。
あの時、こんなふうに感じたからこういった決断をしたんだ、とか、ああこの瞬間があったから今があるんだなとか。積み重ねた過去がグラグラしそうな時に、この日誌を読み返すのはとてもいいことだと思う。
世之介の日々を読んだように、わたしも自分の人生を読んでみたい。
今日はいっちゃん孝行の1日であった。万博記念公園に行って、汗をかきかき、いっぱい遊んだ。カニを模した遊具を勇ましく登っていたいっちゃんは途中で怖くなり、抱っこして下ろしてくれと半べそで嘆願してきた。それを断固拒否しサポートしながら挑戦させた。なかなかにストイック。でもできたら嬉しそうだった。
ちょっと話題が変わるのだけど。
世之介の中で好きなセリフがある。今手元に本がないからうろ覚えだけど、大切に育てるというのは大切なものを与えるのではく、それを失った時にどうやって乗り越えるのか、その強さを教えることだ、というものだ。いっちゃんと共に強くなっていきたい。
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