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手が2本じゃ足りないよ。andCURRY日誌➖20241109

土曜日である。久々にくまちゃんが一緒のシフトだったので、とても嬉しい。2022年のand CURRYお笑いMVPのくまちゃん。今日もぶっちぎりでおかしなことをぶつぶつと呟いていたくまちゃん。しかしながら接客がとても丁寧で、お客様にトッピングをお薦めする時も、自分の感情が入っていて説得力がある。

ピーク時を過ぎた時にいつも来てくださるOさんがご来店。その後にTさん、Nさんと、カウンターに並んだ常連さんたちの姿を見て、少し元気が出た。

どうやったらもっといい店になるのだろう、もっとお客様が来たいなと思ってくださるお店にするにはどうすればいいのだろうということを、ずっと考えてる。SNSや配達系のサイトで広告出すのはなんか違う、インフルエンサーに来てもらうのもピンと来ない。たくさんのお客様に来てほしい、だけではないし、きっとお客さまも美味しいカレーがある、だけでは来ないということも知っている。正解はないだろうから、and CURRYらしく進んでいけばいいのだけど、方向を間違っているのかなと思ったり、世の中と違う方に進んで置いてけぼりになっていないかなと感じる時もある。

だから常連さんがいつもと変わらずに来てくださって、たわいない会話をしている時間は安堵するし、少なくとも今進んでる道がお先真っ暗ではないことは確かだなと思える。

仕事終わりにいっちゃんがパパとお店に来てバトンタッチ。いっちゃんと二人で自転車で環七を爆走し、向かうは松ト麦。国産小麦にこだわった、紹介制のうどんスナックだ。前回、初訪問してからあのむちっとした唯一無二のうどん体験が忘れられなくて、予約はしてなかったけど、入れたらいいなという希望のもと扉を開けた。ちょっとだけ待って、いっちゃんと入店。こんちゃんのテキパキとした仕事は必見。カウンターにずらっと並んだお客様のオーダーを、一人でさばくなんて手が2本じゃ足りないよ。

今日はニシホナミという品種を、のりバター釜玉うどんにしていただいた。平打ちになった麺がちゅるちゅるでたまらん。いっちゃんも夢中で食べていた。いっちゃんの好きな食べ物は、海苔と卵とバターなので、こんなにもドンピシャなことはない。あわよくば前回感動した青森のネバリゴシを二杯目に・・・と思ってたけど、いっちゃんはもうお腹いっぱいで早速帰る準備をしていたので、わたしも再訪を誓い、お店を後にした。娘と一緒に行ける美味しいお店がまた増えて嬉しいな、と自転車を走らせながら、「ヘイ!」と二人で陽気に掛け声をあげて帰った。

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