今、披露せよandCURRY日誌➖20241209
寒さがギアを上げてきた。これはもうつまり、冬だ。
自転車を漕いで、キッチンへ。今日はMTGと仕込みの日。
おさよとエンジェルと今後のイベントについて意見を出し合った。それぞれイベントの企画を10個ずつ持ってくるというのが前回の宿題で、時間もかかるかもしれないから、とりあえず5個書き出してみよう、と、色違いの付箋に書き出し、簡単にプレゼンして紙に貼る。他の人が発表した企画が、自分のと似ている企画だった場合は隣に貼っていった。
5個ずつだけど3人で持ち寄ると15個になる。面白い企画がどんどん出てきた。一つずつ、実現可能かどうかを考えて、やる・やらない・一旦眠らせるなど話し合った。これまでイベントの企画は一人でなんとなく考えていた仕事だから、みんなでこうやって考えられるということに、and CURRYの成長を感じた。誰も否定しない、受け入れる。これがどれだけ心理的に安心か。エンジェルは他の5個もいつか披露する機会はあるのか、と聞いてきた。なんと前のめりな天使!!今、披露せよ、と結局みんな10個のアイディアを出した。
先日、働き方の話をとある経営者の人としていたとき、日本では長時間労働ができないよう法律で定められ、仕事の効率を優先するため、教える・教えられるという時間が割けない現状があると聞いた。ちょっと納得。さらに、若い時に必要な「買ってでもやるべき苦労」が得られないのではという意見も耳にした。この、「買ってでもやるべき苦労」=「失敗」だとわたしは認識したのだけど、失敗はたくさん挑戦しないと生まれないものだ。たくさん挑戦するにはたくさん働かなくてはならない。
わたしのサラリーマン時代は何がどうなってたのか、毎日遅く帰るのが当たり前という日々を過ごしていた。1社目の会社では、21時に帰ろうとすると「今日早いね」と言われる始末だった。自分の残業時間の把握すらしてなかったし、定時が何時かも知らなかった。
圧倒的にたくさん働いたので、めちゃくちゃ失敗した。怒鳴られたり、トイレで号泣したり、そりゃあもう経験値はギュンと上がった。その分失ったものはプライベートの時間。
効率化していくのはとてもいいことだけれど、失敗の数が減ってしまうのは成長を阻害する要因になりかねない。失敗に費やす時間が企業も個人も勿体無いと感じて、無駄を省いていくとそこには定型化された仕事しか残らないだろう。それでもいいのかしら?とはいえ、仕事に何も見出せず、時間だけ捧げるような働き方はいいのかしら?ちょうどいい塩梅を探していくことの難しさを、寒さと共に噛み締める。