ヴィーガンコースと不耕起栽培。andCURRY日誌➖20241210
本日はand CURRYお休みの日、ですがキッチンへと向かう。ちょうど代田橋駅の踏切で富士山が見れた。きれいだ、と思わず見惚れる。
請求書を作ったり、メールを送ったり、やることは山盛りだくさん。一つずつ片付けていく。todoリストにチェックをつけていく。
ずっと前から思案していた提案メールをやっと、とある企業さんへ送った。もう何ヶ月も前から送ろうと思っていたのに、たった一通のメールなのに、本当にずっと送れなかった。もうちょっと考えてから送ろう、と寝かしていた気もするし、本当に目の前のことに必死で未来の提案に手を伸ばすことができなかった気もする。たった一通。自分でも信じられない。送ったらスッキリした。
電車に乗って、吉祥寺へ向かった。
今日は庄司先生のランチ会に参加する。庄司先生はこの日誌にもたびたびご登場いただいているが、ヴィーガン料理の専門家でご著書も数えきれないほどある大先輩。大人気のオンライン講座にわたしも講師としてお邪魔している。前回、庄司先生が主催している不耕起栽培の勉強会に参加し、わたしがもっと知りたい!!と息巻いていたため、不耕起栽培を実際にやっている方を交えてのランチ会にお誘いいただいた。
モメントさんというレストランで、ヴィーガンコースを食べながら、不耕起栽培について話をする。もう、ありがたすぎる状況。
長ネギを長時間グリルし、甘さを構成要素の第一位に押し上げたかのような一皿目から始まり、蓮根のパリパリ、くわいのほくほくなどこの世にある擬音語を全て詰め込んだかのようなミートソース仕立て。もちろんお肉は入っていなくて、代わりに蒟蒻が使われていたのだが、むぎゅむぎゅと面白い食感で、目を見開いた。リゾットの上には豆腐チーズ。本家を凌ぐクリーミーさ。メインは食べ応えたっぷりのきのこのアクアパッツァ風。じゃがいものすりおろしが入ったフォカッチャももっちりとふわふわが同居していて、ありがとうと拝んだ。
コースと同じくらい主役の不耕起栽培についても、知識を深められた。耕したら土が痩せていってしまう、その事実にやはり驚きを隠せない。だって耕したらふわふわになるじゃん、と。耕して、空気を入れて、ふわふわにして、タネを撒く、というわたしの頭のなかの図式がぶっ壊れる。土の中には生き物がたくさんいて、たくさんいればいるほど、土が豊かになる。その生き物たちの住処をめちゃめちゃにするのが耕すということなのか。
お話を聞いていてさらに驚いたのが、世界の2/3が砂漠化しているという話。大規模な農業を展開するために耕運機を使い、農薬を使い、化学肥料を使い、日本は、海外では規定以上の農薬を使ってる野菜もホイホイ買って、それらがスーパーに並べられて、わたしたちの食卓に上がる。そして世界は砂漠化していく。地球規模の話と、自分一人の力の限界と、世界経済の大きな渦と。ちょっとでもいい状態で子どもたちにバトンを渡すために何ができるだろう。
追記
世界の2/3が砂漠化しているという話は、映画の中で語られていることがソースです。この真偽に関しては、もう少し調べてみます。