昨日に戻りたいくらい。andCURRY日誌➖20241223
「昨日に戻りたいくらい、昨日が楽しかった」
朝ごはんを食べながら、いっちゃんは言った。お友だちの家族が来てくれて、猫たちを紹介できて、ワイワイみんなでご飯を食べて、いっぱい遊んで。4歳の子がそう言うなんて、本当に楽しかったんだろう。母も思わずにんまり、嬉しくなったよ。
時計を戻そう。
22日の19:30ごろ、あおさんかくさんにも参鶏湯を食べさせたいと呼びつけてしまった。あおさんかくさんはなんと同じマンションに住んでいるので、いつか飲みたいねぇと話していて、今日だ!となった。気が狂ったように作ったクリスマスパーティごはんもあるし、何よりりさちゃんとも会ってほしかった。だって絶対に気が合うはずだから。
その直感は正しく、おしゃべりは夜中まで続き23日もとっくに超えて解散は2時だった。(多分わたしの睡魔が来なかったら、もっと続いていたかもしれない)あおさんかくのお二人、お酒強いし、おもしろすぎて、わたしは何度も声を殺して涙を流して笑った。歯磨きする時、笑い皺がすごかった。そしてりさちゃんのコミュ力にも改めて圧倒された。人に興味があるから、質問が深くて、人となりを炙り出していく。意見も的確。初対面の人からもグッと深い話を引き出せるパワーはこれまでの編集者としての力量なのだろう。すげーな。仕事に対する真面目な話から、大爆笑話までおしゃべりが尽きない幸せな時間だった。
朝はスッと目覚めて、仕込みのためキッチンへ。
途中中抜けして自宅での事務作業と、いっちゃんのバレエ送迎もして、なかなかタフな1日だった。
夜はりさちゃんがデパ地下でお寿司を買ってきてくれたので、いっちゃんと3人で仲良く並んで、昨日のM1を見ながら食べた。りさちゃんの推しの令和ロマン、初めて見たけれどすごいのだね。うちにはテレビがないので、最近のテレビ事情は全くわからない。出ている芸人さん誰一人わからなかった。昔みたいに容姿をディスったり、暴力を振るったり、そういう芸風は少なくならざるを得なくて、シンプルに言葉や話し方やネタの内容で面白さが決まっていくのだな。技術やセンスがものをいう世界。健全で良い。
最近、女性の立場を揺るがすようなニュースが飛び交い、胸が痛い。長い歴史の中で、女性が権利を持って生きられるようになってきたのはごく最近だ。それも先人のただならぬ努力や我慢の上に成り立っている。わたしたちはだいぶん生きやすい世界で生きているのだろうけど、まだまだなのかと、思い知る。いっちゃんが大人になる頃には、こんな馬鹿げた審判が下される世の中じゃなくなってほしい。昨日に戻りたくらい楽しい、と思える日々の連続であってほしい。わたしも一人の大人として行動していこう。