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働くのが好きだ。andCURRY日誌➖20240927

自他共に認める体力おばけのわたしだが、朝9時から23時過ぎまで働くとさすがに堪えるようだ。今これを書いているのは翌日28日の16時なのだが、全身が眠い。つま先も眠いし、頭のてっぺんもこれまた眠い。文字通り体がスリープモードを欲しているのか。

昨日はランチからの、夜は貸切パーティーだった。朝からカレーを作って、合間に夜のパーティーの仕込みをした、とても頑張った。
夜は普段のカレーに加えて、前菜の品を4品作る。
どれも中里自然農園さん、千葉四街道のキレドさんのお野菜や、旬の果物をたっぷり使ったもの。
ひとつは新生姜とシャインマスカットの組み合わせ。これは病みつきになりそうだ。すりおろした新生姜のフレッシュな香りと、シャインマスカットの弾ける甘さ。塩を入れることで甘みが際立つ。
and CURRYスタッフの中で毎年つまみ食いが止まらないことで有名な中里自然農園さんの里芋は、茹でて皮をむいて、一口大にしたところに、レモンタイムをテンパリングしたものを油ごとじゅっとかけて、塩をした。う、うますぎる。里芋の食べ方の最高峰に辿り着いたかもしれん…と震えた。
キレドさんのオレンジ、紫、二色のにんじんをキャロットラペにした。クミンとヒマラヤ岩塩、ちょっとお砂糖、そしてくるみ。ラペのにんじんは手切りに限る。切り口がモケモケにならず、シャープな感じが口当たりを良くしてくれる。もっと包丁を研いでおけばよかった。
おじいちゃんの赤玉ねぎを主役にし、ピリッとするパープルからし菜を胡麻油と塩で和えた。日に日に、赤玉ねぎが好きだ…!となっている。ざくざく噛みたい。なので少し大きめに切る。他のものをたべたときや、カレーと一緒にした時の赤玉ねぎの存在感と溶け込む感じは唯一無にだと思う。ほんと欠かせない存在だ。冬になったらおじいちゃんのものは終わってしまうし、高くなるから切ないな。

カレーじゃないものを作るのも楽しい。旬のものはもうそれだけで完成されているし、そのままが1番美味しかったりする。もはやカレーにしなくてもいいのでは?とすら思う時もあるほどに。
おかげさまで前菜もカレーも好評であった。

わたしは働くのが好きだ。例えば宝くじが当たって、数億円手にしたとしても(手にしたい)働くのはやめないと思う。いろんな仕事をしてきたけど、カレー屋になってその思いが一層強くなった。お客様からいただける嬉しい言葉と、農家さんが愛を込めて作る野菜たちとに囲まれて生きていたい。そんなふうに思う夜であった。

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