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ただいま。andCURRY日誌➖20240917

「帰りたくない、ももこも晋作もここに連れてこようよ!」といっちゃんは言う。よほど今回の旅が楽しかったのか、帰ろうと伝えると悲しそうな顔をする。小さい頃をなんとなく思い出す。旅先から帰るのが惜しくて、駄々をこねた。幼いながらに日常と非日常があるのだ。

ホテルを出て電車を乗り継ぎ、博多で有名なパン屋さんに寄った。月曜の朝に近くまで来た時は、信じられないほどの行列に怯み立ち去ったのだが、今日はなんとなく大丈夫そうだったので並ぶことに。いっちゃんは帰宅への悲しみにくれている上にママに付き合わされ、大変お冠。
人気のお店には人気になる理由があって、並んでいるといろんな情報が目に飛び込んでくる。お店のしつらえであったり、スタッフの配置、商品のプレゼンテーションなどなど。ちょっとでも活かせそうなことはないかなと探索してみる。
店内は可愛くディスプレイされていて、写真を撮りたくなる。
パンは具材がゴロゴロ載っており、値段が気にならなくなるくらいの迫力だ。流行りのお店だしな、と思っていたけど、派手な具材はもちろんパン生地が美味しくってこれは並んでしまうなと納得した。

福岡空港はとてもいい。博多駅から約10分の電車移動でついてしまう。サラリーマン時代に出張できた時から、福岡の便利さと、程よいサイズ感に居心地の良さを感じてしまう。優しい人も多くって、ご飯も美味しい。
食い意地が爆発して出発までの数分で、夫と二人ラーメンを食べてしまった。いっちゃんは呆れていた。

えっこら自宅まで帰ってきた。
ももこと晋作に4日ぶりに会える!が、こういうときももこはすごく怒る。わたしを置いて何日も帰ってこないなんて許さない!と。ペットシッターさんにお世話をお願いしていたので、快適には過ごしているはずなのだが、わたしがいないことに怒りを覚えているのだ。(多分。)晋作はシッターさんのことが大好きなので、わたしたちが帰ってくると明確に落ち込む。

扉を開けると、ももは玄関まで迎えにきてくれていて、わたしの手をすんすんと嗅ぐとプイッとそっぽを向いた。いっちゃんがももを撫で、「ただいま〜」というとすぐにすりーんとして、これみよがしに尻尾でキュッといっちゃんを抱きしめていた。
「あ、あのーわたしにもすりんしてもらっていいですか?」→無視。
夫がすりんを要求すると素直に近寄ってすりん。そしてわたしの表情をチェックし、またプイっ。悲しい。何度か名前を呼び、近くを通るたびにごめんよと伝えていると、仕方ないな・・・という感じで近づいてきてくれたので、だっこして大好きを伝えあった。ももーただいまー!!
晋作はというと、ベッド下の王国でペットシッターさんに次に会えるのはいつなのだろうかと考えているのであった。

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